石川門(いしかわもん)は、2007年(平成19年)に石川県で育成されたイネ(稲)の品種[1]。品種名は、金沢城址に現存する門の名称から付けられた[1]。
概要
「五百万石」の耐倒伏性・耐冷性を改善する品種として、「豊杯」と「五百万石」を交配した「一本〆」を花粉親、「フクヒカリ」と「五百万石」を交配した「予236」を種子親とする交配によって育成された[1]。
熟期は早生で、耐倒伏性と耐病性は中、耐冷性は強[1]。千粒重は26.3g[1]。
心白の発現率は高く、点状や線状の心白が現れることが多い[1]。「五百万石」よりさらに精米が可能なため、上級酒向けとして普及している[1]。