石川 フミヤス(いしかわ フミヤス、1937年4月24日 - 2014年11月24日)は、日本の漫画家。京都府京都市南区唐橋門脇町出身。本名は石川文康。血液型はB型。
略歴
子供の頃から手塚治虫の漫画に慣れ親しむ。高校卒業後、病弱だったため就職を断念、家でも出来る仕事として漫画家を目指す。
1956年12月、日の丸文庫より『復讐の鬼』でデビュー。その後は『影』(日の丸文庫)、『街』(セントラル出版)などの貸本漫画誌に執筆。1959年、さいとう・たかを、桜井昌一、辰巳ヨシヒロらとともに漫画家グループ「劇画工房」に参加する。1960年、「劇画工房」解散後「さいとう・プロダクション」設立と共にスタッフとなる。1963年、代表作となる高校生を主人公とした青春漫画『青春の息吹』シリーズを発表。以後8巻まで刊行された。その後は晩年まで高校の後輩である武本サブローと共にさいとう・たかをのチーフアシスタントとして『ゴルゴ13』等の製作に関わっていた。
2009年6月3日には、同年7月31日まで石川の原画展「石川フミヤス展」が行われた[1]。 2014年11月24日器質化肺炎のため東京都内の病院で死去[2]。77歳没[3]。
主な作品
個人の作品
- 復讐の鬼(日の丸文庫)
- 渦巻く炎(日の丸文庫)
- 見捨てられた世界((少年山河)、(あかしや書房))
- 青春の息吹シリーズ((さいとうプロ))
- 犬と少女と少年((ホープ書房))※石川は第二章を担当。第一章は山田節子。
- (闇のくノ一かまり弁天)(リイド社)
- (いくさ餓鬼)(脚本:沖吾郎(さいとう・たかを)、週刊漫画TIMES、芳文社)
その他
- 完全復刻版 影・街(石川フミヤス、草川秀男、久呂田まさみ、さいとう・たかを、桜井昌一、佐藤まさあき、高橋真琴、辰巳ヨシヒロ、松本正彦)
参考文献
- 貸本マンガ誌研究会『貸本マンガRETURNS』ポプラ社
脚注
関連項目
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2015年5月18日アーカイブ分) - 鷲宮画廊