真龍寺(しんりゅうじ)は、大阪府茨木市東福井二丁目(島下郡福井村東福井)にある高野山真言宗の寺院。
真龍寺 | |
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所在地 | 大阪府茨木市東福井2丁目24-11 |
位置 | 北緯34度50分58.9秒 東経135度33分17.1秒 / 北緯34.849694度 東経135.554750度座標: 北緯34度50分58.9秒 東経135度33分17.1秒 / 北緯34.849694度 東経135.554750度 |
山号 | 麒麟山 |
院号 | 大膳院 |
宗旨 | 古義真言宗 |
宗派 | 高野山真言宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 天平20年(748年) |
開基 | 行基 |
正式名 | 麒麟山 真龍寺 大膳院 |
札所等 | 摂津国八十八ヶ所霊場 第51番札所 |
法人番号 | 5120905000061 |
歴史
天平20年(748年)、聖武天皇の勅願により行基が役小角の旧地に建立したもので、弘仁年間(810年 - 823年)、空海の高弟真如法親王が大門、鐘楼、経堂など21坊を建立したという。今の本堂より南方に(鳥居垣内)、西に(西ノ門)や(堂ノ上)、(護摩殿)、(門ノ下)、門前、(寺垣内)などの地名があり、壮大な規模であったことを窺わせる。
応仁の乱(1467年)で焼失し、織田信長が寺禄を没収したので次第に衰えたといわれる。慶長年中(1596年 - 1615年)に現在地に移る。文禄年間(1592年 - 1596年)の検地帳には、新上坊、了光坊、桜木坊、千蔵坊、真東坊、角坊、中坊南坊、泉蔵坊、光明坊、西坊、東実坊の名がある。このうち(光明坊通閑)は福井上村に弥勒菩薩を本尊とする無量寺を、また(了光坊僧某)は、福井下村に大日寺を建てたが、いずれも神仏混淆の寺であったので、明治初年の神仏分離のときに共に廃寺となった[1]。
また明治2年(1869年)1月、西福井の新屋神社より薬師如来・十二神将・観音菩薩・牛頭天王を移し、境内に地蔵堂・鎮守堂・西国観音堂を建て安置した。本堂は昭和47年(1972年)新築。
その他
駐車場に、国鉄D51形蒸気機関車(D51882)が静態保存されている。
アクセス
脚注
- ^ 天坊幸彦「三島郡の史跡と名勝」(1961年)(大阪府学務部編『大阪府史蹟名勝天然記念物』 三島郡(1974年)に収録 (全国書誌番号):(73009804))
関連項目
周辺情報