真鍋 康正（まなべ やすまさ、1976年 - ）は、日本の実業家。香川県を本拠とすることでんグループ代表で、高松琴平電気鉄道社長、ことでんバス社長、ことでんサービス社長などを務める。
人物・経歴
香川県高松市屋島出身[1][2]。ことでんグループ代表や香川日産自動車社長を務めた真鍋康彦は父[3]。
香川県立高松高等学校[4]を経て、1999年一橋大学経済学部卒業。経営コンサルティング会社や投資会社などを経て、2009年高松琴平電気鉄道入社。2010年からは同社取締役を務め、2001年に経営破綻したことでんグループの再生、コトデン瓦町ビルの再建準備などにあたった[3][5]。
2014年父の後任として高松琴平電気鉄道代表取締役社長に就任[3]。ことでんバス代表取締役社長、ことでんサービス代表取締役社長。
ことでんグループ代表を務め[6]、車内での演劇、整備工場での音楽ライブ、地元カフェとの文学賞開催[7]など独自の企画も展開する[8][9][10][11]。ことでんのキャラクター「ことちゃん」を使ったユーモラスなコミュニケーションで、過去に経営破綻した企業のイメージを転換し[12][13]、地方鉄道中、全国トップクラスの利益を誇る会社に復活させた[14]。2017年、フォーブス・ジャパン「日本を元気にする88人」選出[6][2]。
ベンチャー企業への個人投資家でもあり[15]、ドローンベンチャーかもめや[16]、インバウンドスタートアップMATCHA[17]、建設ロボット開発の建ロボテック[18]、クラウド型タクシー配車システム開発の電脳交通[19]等の取締役も務める。
脚注
- ^ 「HIPスタッフ紹介」HIP
- ^ a b 「kay meトークイベント『となりのお仕事』第4回 5月10日(木)開催」iza2018.4.25 17:51
- ^ a b c 「琴電社長に真鍋康正氏 「信頼関係の構築を」 香川」産経ニュース2014.6.19 02:10
- ^ [1]高松高校東京玉翠会
- ^ 「高松琴平電気鉄道 取締役 真鍋 康正さん」求人タイムス社2013年1月25日
- ^ a b 「消費者啓発リレー講座 第２回を開催しました」香川大学
- ^ “「本を読むのは99.9%が一般人」独自の文学賞をことでん×香川のブックバーが仕掛けた理由とは”. www.e-aidem.com. 2019年4月30日閲覧。
- ^ 「特集：公共交通が支える持続可能なまちづくり 」日本民営鉄道協会
- ^ 「幅広いサービスで再建 」2018/2/28付日本経済新聞
- ^ 「電車や工場で演劇・ライブ 琴電社長・真鍋康正さん（語る ひと・まち・産業） 若手リーダーの企画支援 」2018/2/28 12:00日本経済新聞 電子版
- ^ Tamada, Shinji (2017年6月10日). “「車で移動するまちの未来と、歩いて移動するまちの未来」 真鍋康正さん”. 香川若者図鑑. 2019年4月30日閲覧。
- ^ “高松のローカル鉄道「ことでん」の真鍋康正社長にソニーのデザイナーが聞く。人の気持ちを180°変えるコミュニケーションとは？ | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア”. Webマガジン「AXIS」. 2019年4月30日閲覧。
- ^ “Perspectives vol.5 / Stories デザインが生まれるまでのストーリー / Sony Design”. Sony Design. 2019年4月30日閲覧。
- ^ “ローカル線の突き抜ける力 琴電社長がベンチャーに投資する理由” (日本語). 事業構想 2018年9月16日閲覧。
- ^ “ローカル線の突き抜ける力 琴電社長がベンチャーに投資する理由” (日本語). 事業構想 2018年9月16日閲覧。
- ^ “kamomeya | ABOUT”. 株式会社かもめや - 香川県高松市の産業用ドローン/無人航空機(UAV)/空撮・物資輸送・物流・測量・点検・防災・販売メンテナンス. 2019年4月30日閲覧。
- ^ “About Us”. MATCHA Inc. | 株式会社MATCHA. 2019年4月30日閲覧。
- ^ “実施体制”. 建ロボテック株式会社 | 世界一ひとにやさしい現場を創る. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “企業情報”. 株式会社電脳交通. 2021年11月18日閲覧。
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