真覚寺（しんかくじ）は東京都八王子市散田町五丁目にある真言宗智山派の寺院。山号は常光山。
| 真覚寺 | |
|---|---|
| 本堂と心字池 | |
| 所在地 | 東京都八王子市散田町5-36-10[1] |
| 位置 | 北緯35度38分53.55秒 東経139度18分15.16秒 / 北緯35.6482083度 東経139.3042111度座標: 北緯35度38分53.55秒 東経139度18分15.16秒 / 北緯35.6482083度 東経139.3042111度 |
| 山号 | 常光山[2]（じょうこうさん） |
| 院号 | 観音院 （觀音院）[2] |
| 宗旨 | 新義真言宗[2] |
| 宗派 | 真言宗智山派[3] |
| 本尊 | 不動明王[3] |
| 創建年 | 伝・文暦元年(1234年)[3] |
| 中興年 | 応永18年（1411年）[3] |
| 中興 | (長山 修理亮 忠好)、(隆源)（開山）[3] |
| 正式名 | 常光山観音院真覚寺 常光山觀音院眞覺寺[3] |
| 札所等 | 多摩四国八十八箇所71番[3] |
| 文化財 | 金銅薬師如来倚像（市文化財） |
| 法人番号 | 7010105000549 |
| 真覚寺 真覚寺 (東京都) | |
歴史
寺伝によれば鎌倉時代中期の文暦元年(1234年)に創建されたと言われる。 応永18年（1411年）に長山修理亮忠好が中興開基となり隆源が観音堂を創設。 明暦4年（万治元年・1658年）に鐘楼堂[注釈 1]、嘉永5年（1853年）に本堂が建立された。
金銅薬師如来倚像（奈良時代前期）は、八王子市の有形文化財に指定されている（(八王子市郷土資料館)に寄託）[4][5]。 また、心字池は、江戸時代には春先に関八州から数万匹のヒキガエルが集まって鳴き声を競い、その様子は「蛙合戦」と呼ばれたと伝えられる。 現在でもヒキガエルの生態と繁殖池（心字池）は、八王子市の指定史跡・旧跡[注釈 2]となっている[1]が、周囲の宅地化にともないめったにヒキガエルを見ることはできない。
南側の山は、京王めじろ台住宅の開発に合わせて整備された「万葉公園」となっており、その名称の由来は、1955年に南多摩郡横山村が 八王子市に編入される際にその記念として建てた万葉集の歌碑「赤駒を山野に放（はか）し 捕りかにて 多摩の横山かしゆかやらむ」があることによる。
境内
- 高宰神社
所在地
交通アクセス
脚注
注釈
出典
参考文献
- 「散田村 真覚寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ102上多磨郡ノ14上、内務省地理局、1884年6月。(NDLJP):763990/87。
- “有形文化財（建造物・絵画・彫刻・工芸品・古文書・考古資料・歴史資料）”. 八王子市ホームページ (2016年6月29日). 2021年2月17日閲覧。
- “真覚寺蛙合戦の旧地”. 八王子市ホームページ (2016年6月29日). 2021年2月17日閲覧。
関連項目
- 真覚寺（同名の寺院）
外部リンク
- “常光山 観音院 真覚寺”. 八王子市仏教会. 2021年2月17日閲覧。