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田中 薫(たなか かおる、1898年6月11日 - 1982年9月20日)は、昭和の地理学、経済地理学者。神戸大学名誉教授。子爵。
人物
子爵の田中阿歌麿の長男として東京に生まれる[1]。1911年(明治44年)に東京高等師範学校附属小学校(現・筑波大学附属小学校)を卒業。
1916年(大正5年)に卒業した東京高等師範学校附属中学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)では、(大関久五郎)に学ぶ。 旧制学習院高等科を経て、東京帝国大学理学部を卒業。その後、欧州、米国に調査旅行に出る。1946年(昭和21年)5月10日、(貴族院子爵議員)補欠選挙で当選し[2][3]、研究会に所属して活動し、1947年(昭和22年)5月2日の貴族院廃止まで在任した[4]。
親族
父は地理学者の田中阿歌麿、父方祖父は政治家の田中不二麿。母方祖父は高崎正風。妻は服飾デザイナーの田中千代。妻と共に収集した民族衣装(田中夫妻は「民俗衣装」と称した。)は現在国立民族学博物館のコレクションとなっている。
著書
- 『登山』目黒書店 日本体育叢書 1925
- 『経済地理の教養』古今書院 1928
- 『地学写真』古今書院 1935
- 『台湾の山と蕃人』古今書院 1937
- 『氷河の山旅』朋文堂 1943
- 『アメリカの経済地誌』桐蔭堂目黒書店 1953
- 『地理写真手帳』古今書院 1960
共著
脚注
参考文献
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。