田中 はな(たなか はな、1910年(明治43年) - 1995年(平成7年)[1])は、日本の64・65代内閣総理大臣である田中角栄の妻。東京都出身。
経歴
1910年(明治43年)に東京で生まれた。父の坂本木平は内務省出入りの土木会社の坂本組を営んでいた。母は可年。はなが14歳のときに中耳炎の手術を受け、それが原因で、晩年まで右耳が不自由であり、公の場に出ない理由であったと言われている[2]。
大妻高等女学校を卒業後、23歳で桜井武と結婚。長女の静子をもうけたが、1935年(昭和10年)に離婚。その後、1942年(昭和17年)に田中角栄と結婚。1943年(昭和18年)に長男の正法を出産するも、5歳で病没する。1944年(昭和19年)には長女の眞紀子を出産[2]。また、はなの連れ子であった静子は認知され、池田勇人の甥と結婚。
角栄は1947年(昭和22年)の衆議院議員選挙に当選。1972年(昭和47年)7月7日から1974年(昭和49年)12月9日まで内閣総理大臣に就任するも、はなは表舞台に顔を出すことは殆どなく、ファーストレディとしてのつとめは娘の眞紀子が行った[2]。