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猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ』(ねこをだいてぞうとおよぐ)は、日本の小説家小川洋子による小説である。

猫を抱いて象と泳ぐ
著者 小川洋子
発行日 単行本:2009年1月12日
文庫版:2011年7月8日
発行元 文藝春秋
(ジャンル) 小説
() 日本
言語 日本語
形態 単行本:四六判上製本
文庫版:文庫判
ページ数 単行本:368
文庫版:384
公式サイト 単行本:猫を抱いて象と泳ぐ 単行本 文藝春秋
文庫版:猫を抱いて象と泳ぐ 文庫版 文藝春秋
コード 単行本:(ISBN 978-4-16-327750-9)
文庫版:(ISBN 978-4-16-755703-4)
(ウィキポータル 文学)
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2008年7月号から同年9月号まで『文學界』にて連載された[1]。単行本は、2009年1月12日に文藝春秋より刊行された[2]。単行本のカバー作品は、前田昌良による。単行本のデザインは、関口聖司による[1]。文庫版は、2011年7月8日に文春文庫より刊行された[3]。2010年本屋大賞で5位にランクインしている[4]

著者の小川は、「言葉という不自由なツールに頼らなくても、本当に人と触れ合ったと思える感触が可能だと、チェスを通じて描いてみたんです」と語っている[5]

あらすじ

少年は、上唇と下唇がくっついた状態で生まれた。手術で口が開かれ、すねの皮膚が移植されたために、唇から産毛が生えており、そのためか少年は寡黙な性格であった。少年は、デパートのの〈インディラ〉が、成長して大きくなりすぎて、屋上から降りられないまま一生を終えたことを知った。少年は、廃車になったバスの中に住んでいる肥満の男〈マスター〉からチェスを教わり、チェステーブルの下に潜って、を抱きながら次の手を考えるというスタイルで、素晴らしい戦いぶりをみせたことから、〈盤上の詩人〉と呼ばれたロシアのチェス選手アレクサンドル・アリョーヒンになぞらえて、〈盤下の詩人〉、〈リトル・アリョーヒン〉と呼ばれるようになる。〈マスター〉が太りすぎて病死すると、少年は、成長して大きくなることを恐れるようになり、海底チェス倶楽部でテーブルチェス盤の下に潜って、アレクサンドル・アリョーヒンを模して作られたからくり人形を操ってチェスを指すようになる。

主な登場人物

少年
〈リトル・アリョーヒン〉と呼ばれるチェスプレーヤー。
〈マスター〉
バスの中に住む男。

書評

翻訳家の鴻巣友季子は、「温かく、残酷で、哀切甘美な、小川洋子の寓話ぐうわ世界の結晶である」と評価している[6]。ライターの川口葉子は、「静かで切なく愛おしい小川洋子の最高傑作」と評価している[7]。編集者の横里隆は、「なんてやさしく美しい文章なのだろう」「僕にとっての還る場所のひとつがこの物語となった。著者の最高傑作だと断言したい」と評価している[8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 『猫を抱いて象と泳ぐ』 2009.
  2. ^ “猫を抱いて象と泳ぐ 単行本”. 文藝春秋. 2018年11月22日閲覧。
  3. ^ “猫を抱いて象と泳ぐ 文庫版”. 文藝春秋. 2018年11月22日閲覧。
  4. ^ “これまでの本屋大賞”. NPO本屋大賞. 2018年11月22日閲覧。
  5. ^ “詩的な世界、チェスに乗せ 小川洋子さんが長編を発表”. 朝日新聞社 (2009年1月31日). 2018年11月22日閲覧。
  6. ^ “”. 朝日新聞社 (2009年1月18日). 2009年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月22日閲覧。
  7. ^ “タブレット用防水ケースで今宵も長風呂いたします 川口葉子の“I Love ebook”宣言”. ITmedia (2015年7月11日). 2018年11月22日閲覧。
  8. ^ “2009年04月号 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子”. KADOKAWA (2009年3月6日). 2018年11月22日閲覧。

参考文献

  • 小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』文藝春秋、2009年。ISBN (978-4-16-327750-9)。 
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