『猫とカナリヤ』(ねことカナリヤ、The Cat and the Canary)は1927年に公開されたアメリカのサイレント映画。ジョン・ウィラードの同名戯曲を、ドイツから招かれたパウル・レニが監督した。
猫とカナリヤ | |
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The Cat and the Canary | |
監督 | パウル・レニ |
脚本 | アルフレッド・A・コーン |
製作 | ポール・コーナー |
出演者 | ローラ・ラ・プラント クレイトン・ヘイル フォレスト・スタンレー |
撮影 | ギルバート・ワーレントン |
製作会社 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 | 1927年9月9日 1927年9月8日[1][2] |
上映時間 | 82分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 無声 |
ドイツ表現主義のスタイルにユーモアが加味されて、批評家たちからは前例のない映画と評価された。レニがこの映画で確立した演出スタイルは1930年代から1950年代にかけて人気のあった「オールド・ダーク・ハウス」ものに影響を与えた。この映画はユニバーサル・ホラーの初期の一本で、その基礎を築いた作品とも言われている[3]。1939年にボブ・ホープ、ポーレット・ゴダード主演でリメイクされた他(『猫とカナリヤ (1939年の映画)』)、全部で5度リメイクされている。
あらすじ
大富豪サイラス・ウェストの死から20年後。莫大な遺産の相続人の名前を記した遺書が開封されることになり、親族たちが幽霊が出ると噂される屋敷に集められる。 遺産はアナベルが相続することになったが、条件があった。それは彼女が健全な精神の持ち主であること。 その時から屋敷の中では次々と怪奇な事件が起こり、アナベルは徐々に正気を失いかける。 さらに「猫」と呼ばれる狂人が精神病院を脱走し邸宅に逃げ込んで――。
キャスト
- アナベル・ウェスト - ローラ・ラ・プラント
- ポール・ジョーンズ - クレイトン・ヘイル
- チャールズ・ワイルダー - フォレスト・スタンレー
- ロジャー・クロスビー - タリー・マーシャル
- セシリー - (ガートルード・アスター)
- スーザン - フローラ・フィンチ
- ハリー - (アーサー・エドマンド・ケリー)
- 家政婦 - マーサ・マトックス
- 看守 - ジョージ・シーグマン
- 医者 - ルシアン・リトルフィールド
ギャラリー
集められた人々(右からスーザン、セシリー、ポール、チャールズ、アナベル、ハリー)
アナベルを狙う不気味な手
スーザンとポール
脚注
関連
外部リンク
- 猫とカナリヤ - KINENOTE
- 猫とカナリヤ - IMDb(英語)
- 猫とカナリヤ - オールムービー(英語)
- 猫とカナリヤ - インターネット・アーカイブ