『無実はさいなむ』(むじつはさいなむ、原題:Ordeal by Innocence)は、1957年に発表されたアガサ・クリスティ作の長編推理小説である。
ストーリー
義母殺しの容疑で逮捕され獄中で死んだ男性。彼の冤罪を晴らすため、地理学者の男は遺族の住む屋敷を訪れる。自分は彼のアリバイを証明できる、そう伝えた男に、遺族は思わぬ反応を返す。
登場人物
- アーサー・キャルガリ - 地理学者
- レイチェル・アージル - 資産家
- リオ・アージル - レイチェルの夫
- メアリ、マイケル、ジャッコ、ヘスター、ティナ - アージル家の養子
- フィリップ・デュラント - メアリの夫
- モーリン - ジャッコの先妻
- グェンダ・ヴォーン - リオの秘書
- カーステン・リンツトロム - アージル家の家政婦
- マクマスター - 医師
- ドナルド・クレイブ - 医師
- ヒュイッシ - 警視
翻案作品
- 1984年に『ドーバー海峡殺人事件』の題で映画化された。マイケル・ウィナー監督、ドナルド・サザーランド主演。
- 2007年にITVで「アガサ・クリスティー ミス・マープル」の1作品として、探偵役をミス・マープルに変えてテレビドラマ化された。ジェラルディン・マクイーワン主演。
- 2018年にBBC Oneでテレビドラマ化された。サンドラ・ゴールドバッカー監督、ビル・ナイ主演。