マイケル・ウィナー(Michael Winner, 1935年10月30日 - 2013年1月21日)は、イギリス出身の映画監督・映画プロデューサー。 編集技師としてアーノルド・クラストまたはアーノルド・クラスト・ジュニアの名義を使用することもある[1]。
略歴
ロンドンのユダヤ系の裕福な家庭に生まれる[2]。父親はロシア系、母親はポーランド人。ケンブリッジ大学のダウニング・カレッジで学ぶ。学生時代から雑誌にコラムを書いていた。
BBCに入り、テレビ番組のアシスタント・ディレクターとして業界入りし、1960年に監督としてデビューする。チャールズ・ブロンソン主演の映画『チャトズ・ランド』『メカニック』『狼よさらば』『ロサンゼルス』『スーパー・マグナム』などで知られる。殆どの作品で監督と製作を兼務するほか、『死海殺人事件』のように脚本まで手掛ける事も多い。
21世紀に入って以降は映画監督としての活動は少ないが、イギリスのテレビ番組や広告に出演したり、長年『サンデー・タイムズ』紙にレストランの批評を執筆していることでも知られた[3]。
2013年1月21日、ロンドンの自宅で死去した[4]。77歳没。
主な監督作品
- ジョーカー野郎 The Jokers (1967年)
- (明日に賭ける) I'll Never Forget What's'isname (1967年)
- 脱走山脈 Hannibal Brooks (1969年)
- (栄光への賭け) The Games (1970年)
- 追跡者 Lawman (1971年)
- (妖精たちの森) The Nightcomers (1971年)
- チャトズ・ランド Chato's Land (1972年)
- メカニック The Mechanic (1972年)
- スコルピオ Scorpio (1973年)
- シンジケート The Stone Killer (1973年)
- 狼よさらば Death Wish (1974年)
- 名犬ウォン・トン・トン Won Ton Ton, the Dog Who Saved Hollywood (1976年)
- (センチネル) The Sentinel (1977年)
- 大いなる眠り The Big Sleep (1978年)
- リベンジャー Firepower (1979年)
- ロサンゼルス Death Wish II (1982年)
- スーパー・マグナム Death Wish 3 (1985年)
- 死海殺人事件 Appointment with Death (1988年)
- (ダブルチェイス/俺たちは007じゃない) Bullseye! (1990年)
- (ダーティ・ウィークエンド) Dirty Weekend (1993年)