濱名 一哉(はまな かずや、1956年 - )は、日本の映画プロデューサー(エグゼクティブプロデューサー)。ワーナー・ブラザース映画ジャパン・コンテンツ事業グループ 邦画事業部エグゼクティブ・プロデューサー。
来歴
大阪芸術大学卒業後にフリーで自主映画制作をしていたが、制作費不足による借金を抱え、自主映画制作を辞める[1]。その後、1982年に(フィルムリンクインターナショナル)に入社[2]し、映画監督の森谷司郎に師事(その数十年後、濱名は森谷が監督した『日本沈没』をリメイクしている)。その後セゾングループ、(株)エクゼ他、数々の制作会社を転々とし、1991年にTBS入社。1993年までプロデューサー名義「山下雄大」として活動した。
TBS入社後は映画畑を歩み続け、数多くの映画作品をプロデュースし、話題になった作品も多い。その後、映像事業部担当部長、映画事業部長、コンテンツ事業局次長、2011年1月1日より事業局スペシャリスト局長などを歴任し、2013年7月1日よりTBSテレビ事業局担当局長として、TBSが製作に関わるほとんどの映画にエグゼクティブプロデューサーや企画としてクレジットされる。
また、早稲田大学客員教授、大阪芸術大学客員教授でもある。
2015年2月6日にTBSを退社し、ワーナー・ブラザース映画にジャパン・コンテンツ事業グループ 邦画事業部エグゼクティブ・プロデューサーとして入社。
主な作品
エグゼクティブプロデューサー
- 1・2の三四郎(1995年)
- 感染・予言(2004年)
- 輪廻(2005年)
- 叫(2006年)
- (バッテリー)(2006年)
- NANA2(2006年)
- 犬神家の一族(2006年)
- 日本沈没(2006年)
- そのときは彼によろしく(2007年)
- ベクシル 2077日本鎖国(2007年)
- (恋空)(2007年)
- 映画 クロサギ(2008年)
- 砂時計(2008年)
- (花より男子F)(2008年)
- 私は貝になりたい(2008年)
- ROOKIES-卒業-(2009年)
- レイトン教授と永遠の歌姫(2009年)
- ハナミズキ(2010年)
- 大奥(2010年)
- (もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)(2011年)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜(2011年)
- (麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜)(2012年)
- 劇場版 SPEC〜天〜(2012年)
- 大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012年)
- 図書館戦争(2013年)
- 劇場版 SPEC〜結〜 漸ノ篇/爻ノ篇(2013年)
- 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(2014年)
- 鋼の錬金術師(2017年)
- (去年の冬、きみと別れ)(2018年)
- (春待つ僕ら)(2018年)
- 雪の華(2019年)
- (仮面病棟)(2020年)
プロデュース・プロデューサー
- 高校教師(1993年)
- Jリーグを100倍楽しく見る方法!!(1994年)
- 義務と演技(1997年)
- (大安に仏滅!?)(1998年)
- スプリガン(1998年)
- アンドロメディア(1998年)
- 催眠(1999年)
- クロスファイア(2000年)
- ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年)
- 連弾(2001年)
- 陰陽師(2001年)
- マッスルヒート(2002年)
- 半落ち(2003年)
- 陰陽師II(2003年)
- 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年・協力)
- 涙そうそう(2006年)
- ICHI(2008年)
- (先生!、、、好きになってもいいですか?)(2017年)
企画
- (逮捕しちゃうぞ)(1999年)
- はつ恋(2000年)
- 黄泉がえり(2002年)
- 命(2002年)
- 木更津キャッツアイ 日本シリーズ(2003年)
- あずみ(2003年)
- いま、会いにゆきます(2004年)
- あずみ2 Death or Love(2004年)
- 下妻物語(2004年)
- NANA(2005年)
- 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ(2006年)
- 包帯クラブ(2007年)
- クローズZERO(2007年)
- クローズZEROII(2009年)
- キラー・ヴァージンロード(2009年)
- ももへの手紙(2012年)
- ルパン三世(2014年)
共同製作総指揮
- ドラゴンヘッド(2003年)
製作代表
- 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星(2011年)
その他
- アンネの日記(1995年)
- (ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章)(2017年) - プランニングスーパーバイザー
受賞歴
脚注
関連項目
- ワーナー ブラザース ジャパン
- 亀山千広(フジテレビ映画事業局長)
- 奥田誠治(日本テレビ映画事業部長)