『漫画生物学』(まんがせいぶつがく)は、手塚治虫による日本の漫画作品。『中学初級コース』(学習研究社)にて1956年5月号から1957年3月号まで連載された[1]。講談社より刊行された手塚治虫漫画全集にて全1巻、手塚治虫文庫全集でも全1巻。1957年、第3回小学館漫画賞を受賞した[2]。
作品内容
学習漫画で、生命力や自然界などの不思議・仕組みなどについて、漫画を通じて説明する内容[1]。手塚作品の『漫画大学』と同様にナンデモカンデモ博士が登場し、講義をする形式で描かれている[1]。講義として独立した短いエピソードが描かれているが、SFや擬人化した動物の話といった、それだけで短編作品にできそうな内容も含まれている[1]。少年時代に昆虫マニアだった手塚は、第1話を昆虫採集のテーマにしている[1]。
収録作品
1984年に講談社より刊行された『手塚治虫漫画全集』では、本作のほかに『漫画天文学』が併録されている。
2010年に同社より刊行された『手塚治虫文庫全集』では、本作は90ページしか収録されていないため、以下の6編が併録されている[3][4]。
- 漫画天文学
- 宇宙狂想曲
- チッポくんこんにちは
- ピンピン生ちゃん
- とべとべるんちゃん
- らびちゃん