渡邉 正己(わたなべ まさみ、1948年3月11日[1] - )は、日本の生命科学者。京都大学名誉教授。薬学博士(東京大学・(論文博士)・1981年)。研究分野は放射線生物学で、長年に亘り、様々な物理化学的ストレスに対する細胞の(応答機構)について研究を行っている。
略歴
放射線量と発癌性に関する見解
渡邉は2011年に発生した福島第一原子力発電所事故に関連して産経新聞社からインタビューを受け、低い放射線量における発癌の危険性について、「国際的な報告書では年間100~200ミリシーベルトという低い線量域での影響を測ることは難しいとされます。低い線量でも健康に害を与えると仮定しても、発がん率はおよそ100人に1人。放射線の被曝がなくても100人のうち50人はがんになるので、あまり影響はないと予想されます。」と回答している[2]。
関連項目
- (岐阜県出身の人物一覧#学者)
出典・脚注
渡邉正己退官記念講演会抄録 (PDF)
外部リンク
- 京都大学複合原子力科学研究所 粒子線生物学研究分野