渡辺 葉(わたなべ よう、1970年[1] - )は、日本のエッセイスト、翻訳家、通訳、米国ニューヨーク州およびニュージャージー州の弁護士[2]。
略歴
東京都生まれ。父は作家の椎名誠[3][4][5][6]。実弟がモデルとなっている小説『岳物語』には、葉自身の希望などの理由があり登場していない。
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。カリフォルニア大学サンタクルーズ校留学を経て、役者の道を歩み出す。1995年、一時帰国したのち単身ニューヨークに渡る。2003年、オレゴン州ポートランドに移住、のちニューヨークに戻る[7]。米国ニューヨーク州フォーダム大学で法務博士(Juris Doctor)を取得。2016年、米国ニューヨーク州およびニュージャージー州の弁護士資格認定試験に合格[8][9]。
著書
- 『おさかなマンハッタンをゆく』 日経ホーム出版社、1999年
- 『ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活』 青春出版社、2002年 のち青春文庫
- 『やっぱり、ニューヨーク暮らし。』 扶桑社、2002年 のち集英社文庫
- 『ニューヨークで見つけた気持ちのいい「ふたり生活」』 青春出版社、2004年
- 『樹のあるところに、住みたくなったから。 オレゴン州ポートランドのゆるやか暮らし』 二見書房、2007年
- 『ニューヨークの天使たち。』 集英社、集英社文庫、2007年
- 『ふだん着のニューヨーク はる・なつ・あき・ふゆ…わたしの暮らしごよみ』 青春出版社、2012年
共著
翻訳
- ジェニファー・トス『モグラびと ニューヨーク地下生活者たち』集英社、1997年
- ミア・ファロー『ミア・ファロー自伝 去りゆくものたち』集英社、1998年10月26日。ISBN (978-4087733082)。
- マイケル・ルールマン『料理人誕生 米国料理学院(CIA)の秘密』集英社、2001年。
- (スチュワート・アレン)『愛の林檎と燻製の猿と 禁じられた食べものたち』 集英社、2003年
- アマンダ・ヘッサー『アマンダの恋のお料理ノート』 集英社、集英社文庫、2004年
- キャロリン・マックヴィッカー・エドワーズ『月の光のなかで』 ぺんぎん書房、2004年 (ISBN 4901978217)[注釈 1][10]
- パトリシア・マッコネル『優しく歌って、高らかに歌って : 檻の中の女たち』 徳間書店、2004年 (ISBN 4198618968)[注釈 1]
- シンシア・ライラント作 マーク・シーゲル絵『ながいよるのおつきさま』 講談社、2006年
- ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』椎名誠(訳)、渡辺葉(訳)、新潮社〈新潮モダン・クラシックス〉、2015年。ISBN (978-4105910044)。
- レベッカ・ソルニット『シンデレラ 自由をよぶひと』河出書房新社、2020年11月27日。ISBN (978-4-309-20810-7)。
脚注
注釈
出典
- ^ “やっぱり、ニューヨーク暮らし。”. 扶桑社. 2021年1月14日閲覧。
- ^ 葉的MANHATTAN☆HOUR
- ^ “渡辺葉|新潮社”. 2015年11月25日閲覧。
- ^ “書評・エッセイバックナンバー|波 -E magazine Nami-|Shincho LIVE!(新潮ライブ!)|新潮社のデジタルコンテンツライブラリー”. 2015年11月25日閲覧。
- ^ YoWatShiinaEsqのツイート(891090376219435009)
- ^ 椎名誠『すばらしい黄金の暗闇世界』日経ナショナルジオグラフィック社、2016年6月、31頁。ISBN (978-4-86313-353-2)。
- ^ “ふだん着のニューヨーク / 渡辺 葉【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア”. 2015年11月24日閲覧。
- ^ 渡辺葉(@yowatanabe101)|Twitter
- ^ 渡辺葉(@yowatanabe101)|Twitter
- ^ “月の光のなかで / エドワーズ,キャロリン・マックヴィッカー【著】〈Edwards,Carolyn McVickar〉/椎名 葉【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア”. 2015年11月25日閲覧。
参考文献
- 日本文藝家協会(編)『文藝年鑑 2007』新潮社、2007年6月、(ISBN 9784107500335)。
関連項目
- ニューヨーク州弁護士
- (ニュージャージー州弁護士)
外部リンク
- 葉的MANHATTAN☆HOUR|空色庵