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「涙の紅バラ」(なみだのべにばら、Roses are red)は、(ポール・エバンス)が1962年に発表したポップスのスタンダード・ナンバーである。ボビー・ヴィントンの歌手としてのデビュー・ヒット曲。共作者は、(アル・バイロン)。
解説
エピック・レコードと契約したボビー・ヴィントンは1961年2枚のバンド・アルバムをリリースしたもののセールスが伸びず会社はボビーの解雇の検討にはいった。ボビーはスタッフを説得しReject Pileから「涙の紅バラ」を選び歌手として録音する。自身の芸能生活での生き残りをかけてボビーは自身でプロモーションを行い、6月にはチャートの第1位を4週間記録する大ヒットとなりゴールド・ディスクを獲得した。イージー・リスニング・チャートでも第1位を記録した他、R & Bチャートにも入った[2]。イギリスでは15位どまりだったが[3]、世界各国でヒットしドイツ語でも録音したほどで、同名のアルバムも最高位の5位[4]を記録した。
当初はR & B調で録音したが、満足せずロバート・マーシーのカントリー調の編曲でPatsy Clineを意識して録音をしたという。
映画
映画「グッドフェローズ」(監督:マーティン・スコセッシ、1990年)ではコパカバーナ[]のシーンでボビーの長男のRobby Vintonがボビー役で出演し「涙の紅バラ」を歌った[6]。
主要なカヴァー
- ボビー・ゴールズボロ(1964)
- シェリー・フェブレー(1962)
- (パティ・デュ―ク)
- (ジム・リーブス)
- (ソニー・ジェイムス)(1969)
- (フレディ・フェンダー)(1975)
- (ポール・エバンス)
- (ロニー・キャロル)(1962)全英3位[7]、
- 山下敬二郎(1962)[8]
脚注
- ^ 45cat - Bobby Vinton - Roses Are Red (My Love) / You And I - Epic - USA - 5-9509
- ^ Billboard book of number one hits, by Fred Bronson, Billboard Books, c1985, (ISBN 0-8230-7522-2)、p.113
- ^ Complete book of the British charts; singles & albums, by Neil Warwick, Jon Kutner & Tony Brown, Omnibus Press, c2004, (ISBN 1-84449-058-0), p.1161
- ^ Top Pop Albums; 1995-1992, ed. by Joel Whitburn Record Research, c1993, (ISBN 0-89820-093-8), p.775
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=gKkW4yrVMOc
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=HfEPMDGcUfU
- ^ Complete book of the British charts; singles & albums, by Neil Warwick, Jon Kutner & Tony Brown, Omnibus Press, c2004, (ISBN 1-84449-058-0), p.212
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=zhjjs8IGfbY
参考文献
- Top Pop singles; 1955-2012, ed. by Joel Whitburn Record Research, c2013
- Top Pop Albums; 1995-1992, ed. by Joel Whitburn Record Research, c1993
- Top Adult contemporary singles; 1961-2006, ed. by Joel Whitburn Record Research, c2007
- Billboard book of number one singles, by Fred Bronson, Billboard Publications, c1985