浅利 昌哉（あさり まさや、1995年11月12日 - ）は、北海道伊達市出身の、日本の柔道選手である。階級は66kg級。身長170cm。血液型はB型。段位は参段。組み手は左組み。得意技は体落、背負投、寝技(とりわけ腕挫十字固)[1][2]。
経歴
柔道は5歳の時に伊達柔道スポーツ少年団で始めた[1]。東海大四中等部3年の時には全国中学校柔道大会60kg級で2位になった[1]。東海大四高へ進むと、1年の時には全日本カデで2位だった[1]。2年の時にはインターハイで2位になると、全国高校選手権では優勝を飾った[2]。3年のインターハイでは3位にとどまった[1]。2014年には東海大学へ進学すると、階級を66kg級に上げた。1年の時には全日本ジュニアで5位だったものの、2年の時には優勝を果たした[2]。さらに、世界ジュニアでは準決勝でアゼルバイジャンのヒダエト・ヘイダロフと対戦すると接戦になったが、GSに入ってから有効で勝利すると、決勝ではスペインのアルベルト・ガイテロ・マルティンを腕挫十字固で破って優勝を飾った[3][4]。団体戦でも決勝のグルジア戦を始め全試合に勝利してチームの優勝に貢献した[5][6]。2016年のグランプリ・ブダペストでは準決勝までの4試合を全て得意の腕挫十字固で一本勝ちするも、決勝ではスロベニアのアドリアン・ゴムボッチに極めることができず有効を取られて敗れた[7]。学生体重別では3位だった[8]。2018年からは綜合警備保障の所属となった。また、東海大学の大学院にも進学した。全日本実業団柔道体重別選手権では2位となった[9]。その後、東海げんき整骨院クラブの所属になると、2021年の実業個人選手権では優勝した[10]。その後、神奈川県警察に所属すると2022年の全国警察選手権の団体戦では全試合一本勝ちで勝利するも決勝戦では兵庫県警察に敗れチームは準優勝だった。講道館杯では3位だった[11]。2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会では初戦でパーク24所属の藤阪泰恒にゴールデンスコアで技ありを取られ敗れた。
戦績
60kg級の戦績
66kg級の戦績
- 2014年 - 全日本ジュニア 5位
- 2015年 - (全国体育系学生柔道体重別選手権大会) 優勝
- 2015年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2015年 - 世界ジュニア 個人戦 優勝 団体戦 優勝
- 2016年 - グランプリ・ブダペスト 2位
- 2016年 - 学生体重別 3位
- 2017年 - 体重別団体 優勝
- 2018年 - 実業個人選手権 2位
- 2019年 - 実業個人選手権 5位
- 2021年 - 実業個人選手権 優勝
- 2022年 - (全日本柔道強化選手選考会)個人戦 5位
- 2022年 - (全国警察選手権大会)
団体戦 2位
(出典[1]、(JudoInside.com))。
- 2023年 - 全日本選抜柔道体重別選手権大会 初戦敗退
脚注
- ^ a b c d e f ｢柔道全日本強化選手名鑑 2016｣近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号
- ^ a b c 伊達出身の浅利が世界ジュニア柔道66キロ級で「金」 室蘭民報 2015年11月5日
- ^ 浅利、舟久保が優勝＝柔道世界ジュニア 時事通信 2015年10月24日
- ^ Junior World Championships 2015, Abu Dhabi - DAY 2
- ^ 団体は男女とも優勝＝柔道世界ジュニア 時事通信 2015年10月28日
- ^ Japan prove judo future is bright with team sweep at IJF Junior World Championships
- ^ Budapest Grand Prix 2016 - Hungary
- ^ 平成28年度全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ 【柔道】浅利昌哉、向翔一郎がALSOK入社
- ^ 竪山が60キロ級優勝 全日本実業柔道 時事通信 2021年12月19日
- ^ 2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
外部リンク
- 浅利昌哉 - JudoInside.com のプロフィール（英語）