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流川楓

流川 楓(るかわ かえで)は、井上雄彦漫画作品およびそれを原作とするアニメ『SLAM DUNK(スラムダンク)』に登場する架空の人物。

流川 楓
SLAM DUNKのキャラクター
登場(最初) 第2話「流川楓だ」
作者 井上雄彦
声優

緑川光

神尾晋一郎
プロフィール
愛称 ルカワ
キツネ
性別 男性
国籍 日本
職業 学生
(テンプレートを表示)

担当声優緑川光。劇場アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』では神尾晋一郎[1]

プロフィール

人物

富ヶ丘中学時代[注 2]はスタープレイヤーとして多くの高校から誘いを受けたが[注 3]、「家から近い」という理由で[注 4]弱小の湘北高校へ入学。入学後、放課後の屋上で居眠りをしていた際に絡んできた堀田ら番長軍団(4人)を一人で叩きのめし、彼らに呼び出されて屋上にやってきた桜木軍団に遭遇する。その後、屋上にやってきた晴子に自身が出血していたことを心配されるもそれを冷たくあしらい、その行為に怒りを覚えた桜木に殴られる。しかし、大量の出血こそするが桜木に対して殴り返し、それをみた水戸を「花道の本気のパンチをまともに食らって立っていられた奴なんて初めて見た」と驚愕させた。それ以来、桜木には一方的にライバル視かつ敵視され、「後に『終生のライバル』と呼ばれる」とされている。

彩子からは「図太いを通り越して鈍い」と評され、緊張とは無縁な性格であり、無口でニヒルな無礼な態度をとることも少なくない[注 5]。一方で非常に負けず嫌いで、売られた喧嘩は率先して買い、屋上の件や三井らによるバスケ部襲撃事件では無抵抗の安田が三井から殴られると「許さん」と言ってキレており誰よりも早く報復行為に出た。その上負けるくらいなら犬猿の仲である桜木との協力プレイも厭わないほど敗北を受け入れたがらない。陵南との練習試合で安西の指示で仙道に対し桜木とダブルチームについた際は最初はお互い拒否反応を示しながらも「負けるよりはマシだ」と受け入れている[注 6]。女性に大人気で、晴子に片想いされ、本人非公認の「流川楓親衛隊」というファンクラブも存在しているが、本人は女っ気が全く皆無。彼女らとはほとんど相手にしないどころか、周囲の声援も歯牙にも掛けていない[注 7]。バスケに対しては誰よりも熱くなる反面、バスケ以外については全くの無気力で趣味は「寝ること」と公言し、その眠りを妨害されると「何人(なんぴと)たりとも俺の眠りを妨げるやつは許さん」と言いながら相手を平然と締め上げる。携帯音楽プレイヤーを愛用し、洋楽をよく聴いている。試合や練習では左腕に黒いリストバンドを装着している。試合では悪い流れを好転させるプレーでチームを救うことが多く、気が合わない桜木以外のチームメイトからの信望は厚い。安西は山王戦の最中、流川も桜木と同様の「逸材」と評した。

桜木には基本的に「ルカワ」と名前で呼ばれているが、時には「キツネ」、「睡眠男」などと呼ばれることもある。逆に流川は桜木のことを基本的に名前で呼ばず、「どあほう」などと呼びかけている。また、豊玉の選手たちは「ナガレカワ」と呼んでいた[注 8]

インターハイ終了後、全日本高校選抜に選ばれ、海辺を走っていた際に桜木に遭遇し、「JAPAN」の文字が入ったユニフォームを見せびらかしている。原作終了後の黒板漫画ではインターハイ中から計画していたアメリカ留学を目指し、英会話を練習していた。

連載中に行われた人気投票では1回目では第2位[3]、2回目では第3位にランク入りしている[4]

THE FIRST SLAM DUNK』では山王戦前夜の様子が新たに描かれ、試合をするバスケットコート、沢北栄治の写真が掲載されているポスターを見ていた。同様にポスターを見ていた宮城が「こいつ(沢北)の悔しがる顔が見たい」と言ったのに対し「俺もす」と同調した。なお、直後に宮城から「お前と話すの初めてじゃね?」と指摘された。

プレイスタイル

インサイドでもアウトサイドからでも点を取れる得点能力を持つマルチプレイヤー。インターハイ予選では2位の1試合平均30得点を記録し、その技術は中学の先輩である彩子からも「中学に入った時点でかなりうまかった」と言われたほど(晴子の回想ではトリプルチームをものともせず、4本のダンクと51得点を記録した)。海南戦ではダブルクラッチからのワンハンドダンクを決めた[注 9]自己中心的なワンマンプレイと評価されたこともあり[注 10]、安西にもアメリカ留学を反対された理由のひとつに「仙道におよばない」ことを挙げられ、仙道に1on1での練習を挑んだ際にオフェンスが読まれ易いことを指摘された。山王戦で沢北に抑え込まれている際に仙道の言葉を思い出し、自らパスワークをして局面を打開し、諸星にオフェンスにおいて「もはや沢北と同等」と言わしめた[注 11]。また、ディフェンス能力も低くはないが、桜木からオフェンスにばかり注力しディフェンスは手を抜いていると指摘されたことがある。スタミナに問題があり、オフェンスに全力を注ぐと試合の最後まで体力が続かないのが弱点で、本人もそれを強く自覚している[注 12]。陵南との練習試合では仙道とのマッチアップでの疲労から試合後半に足が吊り倒れたところを吊った足を花道に蹴りを入れられ花道が安西に交代を主張していたところを意地の張り合いの後に強行出場した。インターハイ予選での陵南戦の前半は流してプレイをし後半でマッチアップ相手仙道に本気で挑んだ。山王戦では前半途中で木暮と交代することでスタミナを温存した。

補足

井上のデビュー作『楓パープル』では主人公として登場。この作品の流川は『SLAM DUNK』の流川とは別人[5]。通っている高校は「北高」となっており、流川は2年生でバスケット部の部長という設定である。

名前に関しては、井上は「「川」をつけたかった」、「ラ行っていうのが珍しいっていうので、ふと思いついたんですよね。「る」って読んだらいいなと」と話している、また楓という名前に特に意味はない[6]

脚注

注釈

  1. ^ 中学時代のポジションは特に決まっていなかったとのことで、「一人で全てこなしていた感じだった」とも評されていた。
  2. ^ 当時の後輩に、劇場版第4作に登場した水沢イチローがいる。
  3. ^ 原作では田岡から、劇場版第3作では藤沢恵理から勧誘された描写がある。ただし、劇場版では寝ていたため、記憶になかった。
  4. ^ 同様に田岡からのスカウトを断った三井と宮城は、湘北を選んだ理由として安西の存在を挙げていた。田岡は、流川も彼らと同様に安西の存在が理由で湘北に行くものと予想していたため、この安易な理由に非常に面食らっていた。
  5. ^ 作品初期は後期よりも明るく話していた場面があった。また桜木とは異なり、赤木や宮城、安西など目上の相手に対して敬意は払っている模様。ただし、すぐに「キャプテン」と訂正しているものの、赤木のことを「ゴリ」と言いかけた場面もある。
  6. ^ 一方ではIH予選決勝リーグの海南戦で自らのパスミスで負けたと塞ぎ込んでいた桜木に対して言葉は悪いながらも「桜木一人のミスで負けたわけではない」とアドバイスをしたり自分の体力が最後まで持たなかったから負けたと主張して結果的には桜木を立ち直らせている。
  7. ^ 応援に来た中学の後輩に対しても声には出さないが、うれしそうな態度を見せている。
  8. ^ 矢嶋が名前を読み間違ったことからそう呼ばれるようになり、誰もこの間違いに気づかなかったため、結局最後まで「ルカワ」と呼ばれることはなかった。この他、インターハイ時に湘北が宿泊したちどり荘の女性従業員も、南から頼まれて流川を呼び出す際に「ナガレカワさん」と呼んでいた。なお、作中のインターハイの会場は広島県である。
  9. ^ 劇場版第3作ではマイケルも空中でボールをキャッチして同様のプレイを行っている。
  10. ^ 弥生には「自分勝手なところが欠点」、河田には「ワガママなプレーぶり」、清田からは「天上天下唯我独尊男」と称された。
  11. ^ ただしディフェンスでは沢北を抑え切れなかった。
  12. ^ 海南戦では前半で体力を大きく消耗したことにより後半残り1分近くで体力の限界で戦線を離脱して交代。木暮曰く「爆発的な攻撃力を40分間維持できるだけの体力がまだ無い」とのこと。

出典

  1. ^ “THE FIRST SLAM DUNK:新作劇場版で湘北5人キャスト一新 木村昴が桜木花道に 流川楓は神尾晋一郎”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年11月4日). https://mantan-web.jp/article/20221104dog00m200058000c.html 2022年11月4日閲覧。 
  2. ^ 『SLAM DUNK』23巻、集英社ジャンプ・コミックス〉、1995年、47頁、(ISBN 4-08-871843-7)。
  3. ^ 後藤広喜編「SLAM DUNK ♯59 BURST」『週刊少年ジャンプ』1991年51号、集英社、1991年12月9日、54頁。 
  4. ^ 堀江信彦編「SD5周年記念人気キャラクター投票結果発表!!」『週刊少年ジャンプ』1996年3・4号、集英社、1996年1月15日、135頁。 
  5. ^ 漫画がはじまる 2008, pp. 23, 第一章『SLAM DUNK』を語りつくす 手塚賞受賞が漫画家になるきっかけに
  6. ^ 漫画がはじまる 2008, pp. 39–40, 第一章『SLAM DUNK』を語りつくす 桜木花道のキャラクター

参考文献

  • 井上雄彦伊藤比呂美『漫画がはじまる』スイッチ・パブリッシング、2008年6月9日。ISBN (978-4-88418-282-3)。 

関連項目

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