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『死刑台のエレベーター』(しけいだいのエレベーター、仏: Ascenseur pour l'échafaud、英: Elevator to the Gallows)は、1958年制作のフランス映画。
解説
(ノエル・カレフ)のサスペンス小説を映画化した、フランスのルイ・マル監督のデビュー作[1]。ルイ・デリュック賞を受賞した。
ボリス・ヴィアンの仲介で監督と知り合ったマイルス・デイヴィスは、映像を見ながら即興で映画音楽を作った。
物語
電話で愛を語り合う男女。ジュリアン・タヴェルニエはフロランス・カララの夫が社長を務める会社の社員で、フロランスと恋人関係にあった。ジュリアンは、フロランスの夫を自殺に見せかけて殺す。一旦は会社を出た彼だが、証拠隠滅のため再び会社に戻る。ところが運悪く、ジュリアンはエレベーターに閉じこめられてしまう。約束の時間を過ぎても来ないジュリアンを心配し、夜のパリをさまようフロランス。ジュリアンに憧れる花屋、その恋人にも焦点を当てながら、物語は思わぬ方向に進んでいく。
キャスト
- ジュリアン・タヴェルニエ - モーリス・ロネ
- フロランス・カララ - ジャンヌ・モロー
- ルイ - ジョルジュ・プージュリイ: チンピラ。
- ベロニク - ヨリ・ベルタン: 花屋の店員。ルイの恋人。
- シェリエ警部 - リノ・ヴァンチュラ
- モーテルの若い男 - ジャン=クロード・ブリアリ(クレジットなし)
スタッフ
- 監督:ルイ・マル
- 製作:ジャン・スイリエール
- 脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル
- 原作:ノエル・カレフ
- 音楽:マイルス・デイヴィス
- 撮影:アンリ・ドカエ
日本語吹替
リメイク
1993年のテレビドラマ
キャスト
- 谷川達也:田原俊彦
- 宮本里枝:藤谷美和子
- 安原佐恵子:森尾由美
- 大竹康夫:鶴見辰吾
- 三宅修司:西島秀俊
- 新田葉子:瀬戸朝香
- 安藤隆章:大澄賢也
- 今井亜紀:吉野真弓
- 緒方拳:中本賢
- 松岡刑事:芹沢名人
- 佐恵子の父:北村総一朗
- 及川ヒロオ
- 村上幹夫
- (泉よし子)
- 松山鷹志
- 松尾伴内
- 芦川誠
- 沼崎悠
スタッフ
- 脚本:尾西兼一
- 演出:赤羽博
- 技斗:佐々木修平
- カースタント:スーパードライバーズ
- 技術協力:渋谷ビデオスタジオ、リョーイン
- 美術協力:NHKアート
- プロデュース:吉川恵美子、飯塚正彦
- 企画:(小林義和)、清水賢治、(阿部祐三)
- 製作:フジテレビ、アベクカンパニー
2010年の映画
- 死刑台のエレベーター (2010年の映画)を参照。
- 日本リメイク版に合わせ2010年10月9日にはニュープリント版が日本公開された。
脚注
- ^ “ルイ・マル監督『死刑台のエレベーター』初ブルーレイ化”. タワーレコード株式会社 (2012年10月16日). 2023年1月20日閲覧。