構音障害(こうおんしょうがい)とは、呼吸・発声・共鳴・構音のどこかに問題が生じることによって、発音が正しく出来ない症状を言う[1](「構音」とは医学的用語であり、言語学上では「調音」と言う。一般には「発音の操作」と理解される。狭い意味では咽頭以上の音声器官の操作を言う)。喉頭の障害である音声障害とは区別される。
分類
構音障害はその原因によっていくつかに分類される。
治療法
器質性・運動障害性・ 聴覚性の構音障害については医学的原因の除去、補助具の装着、リハビリ的訓練を行う。
機能性構音障害については音声学的構音指導による。治療の効果が大きく、成人後であっても完治することが多いので、この種類のものを「障害」と呼ぶのはふさわしくないという学説[要出典]もある。
運動障害性構音障害
原因
運動障害性構音障害を引き起こす疾患には次のようなものがあり、原因疾患に応じて構音障害の特徴も変化する[1]。
- 脳血管障害や(脳外傷)など - 痙性構音障害
- 重症筋無力症、ギランバレー症候群、筋ジストロフィーなど - 弛緩性構音障害
- (小脳出血)、脊髄小脳変性症(SCD)など - 失調性構音障害
- パーキンソン病およびパーキンソン症候群など - 運動低下性構音障害
- ハンチントン舞踏病など - 運動過多性構音障害
- 筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症など - 複合性構音障害(上記の複数のタイプが混ざったもの)
しくみ
タイプと症状
評価
治療
機能性構音障害
詳細は「機能性構音障害」を参照
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
- 「(子供の)構音障害について、書かれている本はないか?」(所沢市立所沢図書館) - レファレンス協同データベース