歴史
1974年から無人駅であったが、中部国際空港連絡線工事に伴う当駅 - 常滑間高架化に伴い、2002年から同区間が運転休止、終着駅となり駅員が配置された(この間、常滑方面はバス代替、当駅近くに名鉄バス榎戸管理所(現在廃止)も設けられた)。休止期間中のみ急行や特急も止まり、当駅発着のミューチケットも発売していた。2003年に同区間の工事が完了し、無人駅に戻る。
駅構造
2面2線相対式ホームの地上駅で無人駅。駅集中管理システム(管理駅は常滑駅[4])が導入されている。ホームは6両分。利用者がやや多いため、車椅子対応多機能トイレがある。上下線とも改札口からホームまで段差無しのスロープで繋がっているため、エレベーターはない。上りホームに西改札口、下りホームに東改札口がある。改札内の跨線橋は2002年に一時的な終着駅になった時に設置されたもので、常滑方面の運行再開後もそのまま使われている。
自動改札機等は、一度撤去されたが、駅集中管理システム導入の際、再び設置された。
平日朝に下り1本の8:09発の急行空港行きが(特別停車)する[5]。
東西入口とホーム(2009年12月)
東改札口(2009年12月)
配線図
← 太田川・ 名古屋方面 | → 常滑・ 中部国際空港方面 | |
(凡例) 出典:[7] |
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は1,466人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中199位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中20位であった[8]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は641人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中260位、常滑線・築港線(24駅)中23位であった[9]。
「とこなめの統計」によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。2002年度は前述の工事に伴い常滑線の終着駅となっていた為に利用者が多かったが、2003年10月4日に工事が終了し再び普通停車駅となった。
当駅の利用客は多くがLIXIL榎戸工場への通勤客であり、工場が休日となる土休日は利用者が極端に少なくなる。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2002年(平成14年) | 8,378 |
2003年(平成15年) | 5,065 |
2004年(平成16年) | 1,325 |
2005年(平成17年) | 1,466 |
2006年(平成18年) | 1,454 |
2007年(平成19年) | 1,506 |
2008年(平成20年) | 1,505 |
2009年(平成21年) | 1,463 |
2010年(平成22年) | 1,409 |
2011年(平成23年) | 1,378 |
2012年(平成24年) | 1,439 |
2013年(平成25年) | 1,466 |
2014年(平成26年) | 1,451 |
2015年(平成27年) | 1,518 |
2016年(平成28年) | 1,591 |
駅周辺
隣の駅
脚注
- ^ “令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、256頁。ISBN (978-4777013364)。
- ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2004年12月24日
- ^ “榎戸(TA20) 時刻表”. www.meitetsu.co.jp. 2021年10月6日閲覧。
- ^ a b “榎戸(TA20)(えのきど) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ LIXIL|LIXILについて|技術・研究開発|技術・研究開発拠点|榎戸 - LIXIL 2015年6月5日閲覧
関連項目
外部リンク
- 榎戸駅 - 名古屋鉄道