来歴
一般家庭に生まれ育つが、小中学生時代に同年代の親戚が「ダービースタリオン」をやっているのを見て競馬に興味を持ち始める。その後福山競馬場の調教師と知り合いだった親戚のつてで厩舎の見習いとなる[1]。
1999年9月29日付で地方競馬騎手免許を取得。同年10月23日第11回福山競馬1日目第1競走アラブ系3歳一般戦トライバルラブで初騎乗(10頭立て2番人気4着)。同年11月1日第11回福山競馬6日目第4競走アラブ系4歳一般戦をプレジャーで優勝(10頭立て3番人気)し、初勝利。
2001年9月10日第16回全日本新人王争覇戦出場(12人中9位)[2]。
2002年地方競馬通算100勝達成。
2004年1月2日第15回福山競馬3日目第9競走第39回福山大賞典を主戦であった岡崎準が負傷のため、代打で騎乗したユキノホマレで優勝(9頭立て2番人気)し、重賞初制覇[3]。
2007年1月14日第16回福山競馬1日目に地方競馬通算400勝達成。
2008年7月7日第6回福山競馬3日目第3競走サラブレッド系3歳5組条件戦をリュウセイグンで優勝(7頭立て7番人気)し、地方競馬通算500勝達成[4]。同年福山競馬上半期リーディングジョッキー獲得。同年スーパージョッキーズトライアル2008出場(総合6位)[5]。
2009年福山競馬上半期リーディングジョッキー獲得。同年スーパージョッキーズトライアル2009に出場[6]。
2010年10月3日第8回福山競馬1日目第7競走3歳2組条件戦をゼアグートで優勝(9頭立て5番人気)し、地方競馬通算700勝達成。
2012年3月6日から2013年3月17日の間、韓国・釜山慶南競馬場で期間限定騎乗をした。韓国での通算成績は316戦68勝・2着59回・3着65回[7]。
2013年4月、福山競馬の廃止に伴い、大井競馬場に移籍した[8]。
2014年8月13日大井で行われた黒潮盃をスマイルピースで制し、大井移籍後重賞初勝利。同年12月11日浦和競馬第2競走をユーアレディで制し、地方競馬通算1000勝を達成した[9]。
2020年12月31日付で自己都合のため騎手を引退[10]。落馬負傷の入院手術後、かかとの痛みがよくならず、約2年前から引退を考えていたという[11]。奇しくも最後の騎乗地は福山時代の同僚が多く所属していた高知競馬であった(翌年1月2日までの予定で期間限定騎乗中[12])。
地方通算成績は13641戦1216勝・2着1325回・3着1433回・勝率8.9%・連対率18.6%。
人物
楢崎の勝負服のデザインは、中央競馬においてディープインパクトなどを所有した金子真人(金子真人ホールディングス)の馬主別勝負服と同一デザインの「黒・黄鋸歯型・袖青」を使用していた。楢崎はこれについて、「地方競馬教養センター時代の競馬中継で見たトゥザヴィクトリーに憧れ、同じデザインにした」と語っている[1]。
主な騎乗馬
脚注
- ^ a b 大恵陽子 (2020年11月24日). “ディープ?キンカメ!? 地方競馬の騎手があの名馬の勝負服のワケ”. netkeiba.com. 2021年8月22日閲覧。
- ^ 第16回 全日本新人王争覇戦 (2000年9月26日開催) - おうまのアイコン wire-to-wire ~競馬のドット絵・無料HP素材専門サイト~
- ^ 2004.1/2、福山、福山大賞典観戦メモ - 兵庫発アラブ現場主義
- ^ 福山の楢崎功祐騎手、地方通算500勝達成 - netkeiba.com
- ^ SJT第2ステージ終了、楢崎騎手は総合6位でした - 福競ブログ
- ^ 騎手紹介 - Hero【Super Jockeys Trial 2009】
- ^ 無題ドキュメント - 福山エース
- ^ TCK NEWS - 新人騎手のお披露目式について - TOKYO CITY KEIBA
- ^ “楢崎功祐騎手が通算1000勝達成 11日浦和2R”. サンケイスポーツ. (2014年12月11日)2014年12月12日閲覧。
- ^ 楢﨑 功祐騎手の引退について - 東京シティ競馬(特別区競馬組合)(ニュースリリース)2020年12月31日
- ^ a b 藤原智行 [@PgeSwyLoM2rAFjO] (2021年1月15日). "本人確認もしたので皆様に御報告いたします。" (ツイート). Twitterより2021年1月15日閲覧。
- ^ 楢﨑功祐騎手(大井)高知けいばで期間限定騎乗! 高知けいば、2020年9月25日、2021年11月20日閲覧
関連項目
外部リンク
- 騎手登録情報 - 地方競馬情報サイト
- 騎手詳細データ - nankankeiba.com
- 楢崎功祐騎手(福山)インタビュー・前編 - 井上オークスの地方見聞録
- 騎手紹介 - 地方競馬ファン必見!高知競馬と福山競馬の重賞レースが両方チェックできる情報満載サイト 「快闘乱馬」