桃饅頭(ももまんじゅう、中国語:寿桃、寿桃包)は、中華料理の包子である蓮蓉包の一種。小麦粉製の皮で餡を包み、蒸しあげて作る。[1]餡には、小豆餡やハスの実を使った餡が使われることがある。外観は桃の形を模しており、先端部分は赤色、それ以外の部分は白色を呈する。時には、葉を模した緑色の飾りをつけることもある。 [2]桃饅頭は、中国の民間伝承にある、数千年ごとに熟し、食べた人間に不老不死をもたらすという「蟠桃」を表現している。 [3]
桃饅頭はふつう、高齢者の誕生日など長寿を祝う席で出される。 [3]
日本での受容
沖縄県には、桃饅頭に類似した(李桃餅)(りとうぺん)、あるいは桃菓子(ももぐぁーし)と呼ばれる菓子が存在する[4]。また長崎県の郷土菓子である桃カステラも、桃饅頭の影響を受けた菓子である。
関連項目
- (パンの一覧)
- (蒸し物の一覧)
参考文献
- ^ https://kotobank.jp/word/%E6%A1%83%E9%A5%85%E9%A0%AD-1496363
- ^ “” (英語). CBC Kids. (Canadian Broadcasting Company). 2021年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月8日閲覧。
- ^ a b “”. Chinatownlogy. 2020年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月8日閲覧。
- ^ https://kotobank.jp/word/%E6%9D%8E%E6%A1%83%E9%A4%85-746526