歴史
以前の柳津駅は、柳津町宮東1丁目77に設置されていた。カーブしている場所に駅のホームを建設したため、ホームは大きく湾曲しており、ホームと電車の間に隙間(特に3扉車の中央のドアからは隙間が40cm程あった)が開いていた。これに注意を促すアナウンスが流れていたほか、転落検知マットも4両編成分全ての長さに渡って設置されていた。
しかし、ホームへの転落防止の安全対策と利便性向上の理由から、2008年(平成20年)6月29日に230m東(西笠松駅寄り)へ移設された。移転当初は歩行者・通行者のみ通行可能な広い空間となっていたが、のちに岐阜市により駅前の整備が行われ、ロータリー、駐輪場が設置された。また、竹鼻線の駅では唯一未導入であったトランパスを移設と同時に導入され、駅集中管理システムにより無人駅として営業されている。
なお、移転に伴い当駅との間の運賃が安くなる区間が生じた。その場合には運賃を値下げすると共に定期券・回数券は無手数料で払戻が行われている。逆に当駅と新羽島駅との間の駅においては運賃が高くなる区間も生じたが、この場合は運賃は据え置きとされている。
旧駅跡地は大部分が歩行者・自転車専用道路に転用された。
移設前の柳津駅駅舎
移設前の柳津駅構内
歩道として整備された旧駅跡地
年表
駅構造
単式1面1線ホームを持つ地上駅で、駅集中管理システムが導入された無人駅である。
ホーム
駅名標
配線図
← 新羽島方面 | → 笠松・ 岐阜方面 | |
(凡例) 出典:[2] |
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,435人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中123位、竹鼻線・羽島線(10駅)中2位であった[3]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,924人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中176位、竹鼻線・羽島線(16駅)中5位であった[4]。
名鉄社史および移動等円滑化取組報告書による一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
駅周辺
- 岐阜市柳津地域事務所(旧・柳津町役場)
- 岐阜県立羽島北高等学校
- カラフルタウン岐阜
- イオン柳津店
- 岐阜羽島警察署
- 聖徳自動車学園
隣の駅
脚注
- ^ a b “柳津(TH02)(やないづ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、p.16、 講談社、2009年7月、(ISBN 978-4062700153)
- ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ “” (PDF). 名古屋鉄道. 2020年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
- ^ “” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
- ^ “” (PDF). 名古屋鉄道. 2022年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 柳津駅 - 名古屋鉄道