林重男

林 重男（はやし しげお、1918年 - 2002年9月1日）は、日本の写真家^[1]。広島と長崎への原爆投下による被爆地で、写真撮影をしたことで有名。

林 重男
林重男により撮影された原爆ドームの様子 （1945年10月）
本名	林 重男
ふりがな	はやし しげお
国籍	日本
生年月日	1918年
没年月日	2002年9月1日
出身地	日本 東京・上大崎
最終学歴	東京写真専門学校
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概要

林は1918年に東京都の上大崎生まれた。1939年に東京写真専門学校（現東京工芸大学）を卒業した。大日本帝国陸軍を経て、1943年に日本のプロパガンダ誌「FRONT」で、写真家として働き始めた。1945年9月、林は原子爆弾災害調査研究委員会の学術調査団に参加した^[2]。同年8月に広島と長崎に原爆が投下され、林はその被爆地において、被爆の様子を記録するために「パノラマ」の写真撮影を行い^[3][4]、広島で232枚、長崎で447枚を撮影した^[5]。日本映画社の記録映画製作で「物理班」のスチル写真を担当したこともあるという。その後の数十年間は商業写真家として働いた。2002年9月1日、84歳で死去。

著書

• 林重男 (1992年6月). 爆心地ヒロシマに入る: カメラマンは何を見たか. ISBN (9784005002085) 

脚注

1. ^ (日本語) Tokyo Metropolitan Museum of Photography, editor. 328 Outstanding Japanese Photographers（『日本写真家事典』、Nihon shashinka jiten）. Kyoto: Tankōsha, 2000. ISBN (4-473-01750-8)
2. ^ “企画展”. www.pcf.city.hiroshima.jp. 2020年10月14日閲覧。
3. ^ “Let's look at the Special Exhibit : Hiroshima on October 5, 1945”. Hiroshima Peace Memorial Museum. 2010年8月15日閲覧。
4. ^ “panorama_coment”. peace-museum.org. 2020年10月14日閲覧。
5. ^ “panologue　パノラマが記録したヒロシマ・ナガサキ　写真家紹介”. panologue.com. 2020年10月14日閲覧。

外部リンク

• 『(林 重男)』 - コトバンク
• 林重男が見たヒロシマ - (平和博物館)