歴史
863年(貞観5年)、益信によって開山された。境内からは、創建当初のものと思われる平安時代の瓦が出土している。その後、1220年(承久2年)に円祐によって中興された。円祐は開山の益信が興した「広沢流」の法流に属しており、祖師の足跡を求めて当寺に至り中興したものである[1]。
鎌倉時代、当地は足立氏の所領であった。当寺の近くに「あだち殿の御屋敷跡」と呼ばれるところがあり、ここが足立氏の居館だったという説がある。江戸時代の名主だった「小島家」は足立氏の末裔といわれており、当寺を菩提寺にしていた[1]。
1590年(天正18年)、関東地方の新領主となった徳川家康は、領内の主要寺社に寺社領を安堵する領知朱印状を交付した。当寺は朱印状が交付された旧大宮市内の8寺社の内の一つである[1]。
文化財
交通アクセス
- 路線バス水判土停留所より徒歩11分。
脚注
参考文献
- 橋本栄 著『林光寺≪大宮≫(さきたま文庫47)』さきたま出版会、1995年