松田 茂役(まつだ しげゆき、初名は茂行、1921年6月28日 - 1988年8月2日)は、将棋棋士。(棋士番号)は25。鳥取県鳥取市出身。A級在籍10期。金子金五郎九段門下。
経歴
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人物
- 日本将棋連盟理事を長く務めた。
- 晩年に名前を茂行から茂役に改名した。
- 酒を愛した無頼派の「将棋指し」であった。こういうタイプの棋士が高く評価された往時、升田幸三がA級棋士に向かって「君達の将棋は松田君より大駒一枚弱い」と言ったことがあるという[1]。
- アマ強豪棋士とも多く交流を持ち、小池重明がプロ棋士を志願したとき、師匠役を買って出て、棋士会[2]で小池のプロ入りを提案した。しかし出席者の大半が提案に反対したため、棋士総会で正式議題として取り上げられることもなく、小池のプロ入りは立ち消えとなった。
- 甥に、鳥取在住のアマチュア強豪の松田隆((赤旗名人)他)[3]。
- プロ入りした弟子には、加瀬純一・木下浩一・真田圭一、女流の弟子には長沢千和子がいる。
- 詰将棋の名手としても知られた。
昇段履歴
- 1935年 入門
- 1940年1月1日 四段
- 1941年 五段
- 1941年 六段
- 1947年 七段
- 1951年 八段
- 1981年 贈九段(将棋の日表彰)
- 1985年 引退
戦歴
- 順位戦A級 通算10期
棋戦優勝
- 優勝合計 5回
タイトル戦登場
- 登場回数3、獲得0
表彰
脚注
関連項目
外部リンク
- 松田茂役|棋士データベース|日本将棋連盟