松永 恭二(まつなが きょうじ、1960年〈昭和35年〉4月9日[2] - )は、日本の政治家。香川県丸亀市長(1期)。元丸亀市議会議員(4期)。
来歴
香川県丸亀市川西町出身。香川県立丸亀高等学校卒業。1984年(昭和59年)3月、神戸学院大学経済学部卒業。同年4月、加ト吉(現・テーブルマーク)に就職。1990年(平成2年)、セシールに転職[3]。
その後軟式野球スポーツ少年団等のコーチを経て2005年(平成17年)、丸亀市議会議員に初当選。2017年(平成29年)、4期目の当選を果たす。市議時代は自由民主党に所属した[4]。
2021年(令和3年)4月18日に行われた市長選挙に自民党・公明党の推薦を受けて立候補。選挙戦ではコロナ禍での経済対策として「全市民1人10万円給付」を公約に掲げた。現職の梶正治を僅差で破り初当選した[5]。4月24日、市長就任。
※当日有権者数:91,068人 最終投票率:54.23%(前回比:-0.66pts)
人物
10万円給付公約問題
- 2021年(令和3年)4月26日、松永は初登庁。公約に掲げた「全市民1人10万円給付」について「夏までの実施を目指す」と述べた。財源などは明確にしなかったが、6月議会に提案する方針を示した[6][7]。
- ところが同年5月24日、記者会見で「感染症対策に対応する財政の余力を残したい」などと述べ、給付額を5万円に下げると発表。6月1日、市民一人当たり5万円の定額給付金を含む一般会計補正予算案を市議会に提出した[8]。
- 同年6月4日、市議会一般質問で大西浩市議が「10万円で公約で市長選に打って出て、それで勝利してあとは5万円に下げて、結局は議会で否決するやろう、と思っていたんじゃないんですか?」と質問。これに対し松永は「当初から、5万円に下げるというようなことは全く考えていませんでした」と答弁した[9]。
- 同年6月14日、市議会の都市環境委員会が開かれるも、5万円の支給に対して効果を疑問視する声や財源不足を指摘する声が相次いだ。そのため、議員提案として支給額を3万円に減額する案が提案され、採決の結果、賛成多数で可決された[10]。本会議の採決は6月21日に行われる予定。
統一教会との関係
脚注
- ^ 首長及び議員の任期満了日(令和2年12月25日現在)香川県
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、368頁。
- ^ 公式サイト プロフィール
- ^ 丸亀市議会議員選挙 - 2017年4月16日投票 | 候補者一覧 | 政治山
- ^ “丸亀市長選 松永氏初当選 1人10万円支給訴え”. 朝日新聞. (2021年4月19日)2021年4月20日閲覧。
- ^ “10万円給付は「夏までの実施目指す」 香川・丸亀市の松永新市長が初登庁”. 瀬戸内海放送. (2021年4月26日)2021年4月28日閲覧。
- ^ “丸亀市長選挙で初当選 松永新市長が初登庁で抱負【香川・丸亀市】”. RSK山陽放送. (2021年4月26日)2021年4月28日閲覧。
- ^ “「1人10万円」目玉公約の行方は 香川・丸亀市の松永市長「公約の半額」5万円給付議案を市議会に提案”. KSB. (2021年6月1日)2021年6月6日閲覧。
- ^ “丸亀市議会で一般質問“5万円給付案”に厳しい質問「下げるというようなことは全く考えていませんでした」 香川”. KSB. (2021年6月4日)2021年6月7日閲覧。
- ^ “5万円からさらに3万円に減額して委員会で可決 香川・丸亀市の「現金給付」案めぐり議員提案で”. KSB. (2021年6月14日)2021年6月16日閲覧。
- ^ a b c 増田洋一 (2022年9月16日). “丸亀市長、旧統一教会との接点認める 市長選で関係者の応援を受ける”. 朝日新聞. 2022年9月16日閲覧。
外部リンク
- 松永きょうじ公式ホームページ
- 松永きょうじチャンネル - YouTubeチャンネル
- 市長のページ | 香川県 丸亀市