東部幹線(とうぶかんせん)は、福島県郡山市の東部を南北に貫き、市中心部の北側でU字型にカーブして各通りを結ぶ都市計画道路。
概要
市内安積町のJR東北本線の線路東側から安積永盛駅東側、郡山駅東側を通り、福島県道57号郡山大越線(一部重複)や国道288号(一部重複)と分岐して福島県道355号須賀川二本松線や昭和通り(旧国道4号)と交わり福島県道296号荒井郡山線の支線(取付道路部分)までを結んでいる。また全区間において郡山市道1-52号日出山久保田線に指定されている。
2021年(令和3年)6月10日には富久山町久保田字水神山地内(昭和通りの三春街道入口交差点)から富久山町久保田字三御堂地内(福島県道296号荒井郡山線の支線(取付道路部分))までの「久保田工区」および「水神山工区」(820 m)が開通した[1][2]。
将来的には、南下して半環状になり福島県道296号荒井郡山線(安積街道)、郡山インター線、うねめ通りなどを結ぶ予定[3]。これにより内環状線を補完する「内々環状線」[4]として昭和通り若葉町交差点や磐越西線踏切の渋滞を緩和する効果が期待されている[5]。
完成時には北部が半環状になることから、「東部環状線」と案内される場合もある。
歴史
古くから昭和通り(旧国道4号)などの幹線道路が通り、交通の便が良かったJR東北本線の線路西側と異なり、線路東側は幹線道路が少なく、交通の便が悪かった。まずはこれを改善するため、安積町から富久山町の国道288号との接続点までが整備され、市内小原田から横塚三丁目交差点までは片側2車線化された。
2005年(平成17年)からは昭和通りから西側への延伸が着手され、伊賀河原地区の土地区画整理事業と合わせて工事が進められている。
交差する道路
- 福島県道110号田村安積線
- 国道49号
- 内環状線
- 福島県道65号小野郡山線
- 美術館通り
- 福島県道57号郡山大越線
- 国道288号
- 福島県道355号須賀川二本松線
- 昭和通り(旧国道4号線)
- 福島県道296号荒井郡山線(安積街道)
- 郡山インター線(予定)
- うねめ通り(予定)
- さくら通り(予定)