朴 漢済(パク・ハンジェ、朝鮮語: 박한제)は、韓国の東洋史学者。ソウル大学名誉教授[1]。専門は隋唐史。韓国における中国史研究の第一人者であり、日本の中国史研究者とも深い交流をもつ[2]。
人物
学外では、国家図書館客員教授、お茶の水女子大学客員教授、ハーバード燕京研究所客員教授、中国社会科学院客員教授、(韓国中国学会)会長など[3]。
カール・ウィットフォーゲル以来、北魏の歴史は胡族の漢化の歴史と説明され、その象徴として洛陽遷都が取り上げられたが、朴漢済は、胡族文化と漢文化がモザイク状に融合し、胡でも漢でもない新文化が創出されたという「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論を提唱しており[4]、「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論は中国や日本の中国史学界でも注目され、論争になっている[1]。「胡漢体制(英語: Sino Barbarian Synthesis)」理論は、韓国の中国史学界における唐史研究の代表的理論となっている[3]。