特徴
越中沢岳の東側に派生する立山連峰の支尾根にあるピークで、縦走路から4kmほど外れており、登山道もないので立山連峰のピークとしては知名度が低い。
山頂は二等三角点「布引谷」があり、付近の窪地に池が見られる。岩壁に隣接していて遮るものがないので、周囲の展望が良い。また、山頂南側は(下ノ黒ビンガ)という大岩壁である。
山名はかつて山中で樹木を伐採し火を挽いたことによる。
木挽山の周辺には地理院地図非掲載の山として、標高2470mの(奥木挽山)と標高2482mの(元木挽山)があり、いずれも三角点はないが、木挽山より標高が高くピークとしての独立性も高い[1]。
登山
登山道はなく周囲を黒部峡谷の岩壁に囲まれている為、越中沢岳から岩稜を詰めることになる。近年の登山記録がなく富山県では最も僻遠の山の一つと言える。
参考文献
- 『富山県山名録』 桂書房
- 『富山の百山』 北日本新聞社
脚注
- ^ 『富山県山名録』 桂書房、2000年、112 - 113頁。
外部リンク
地理院地図(電子国土web)- 木挽山