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太閤の湯

有馬ビューホテル(ありまビューホテル)とは、阪急阪神第一ホテルグループホテル会社である。神戸市北区有馬町有馬温泉郷)のホテル「有馬きらり」および、温泉テーマパーク「太閤の湯」を運営する。(有馬きらり)の一部である。神戸電鉄との関わりも深い。

有馬温泉 太閤の湯
太閤の湯(2017年8月)
情報
旧名称 有馬ヘルスセンター
有馬ビューホテル別館日帰り温泉
事業主体 株式会社有馬ビューホテル
階数 2階
所在地 790-0842
兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292−2
座標 北緯34度47分51.35秒 東経135度15分7.35秒 / 北緯34.7975972度 東経135.2520417度 / 34.7975972; 135.2520417座標: 北緯34度47分51.35秒 東経135度15分7.35秒 / 北緯34.7975972度 東経135.2520417度 / 34.7975972; 135.2520417
(テンプレートを表示)

概略

1961年(昭和36年)9月神戸電鉄などの出資により株式会社有馬ファミリーセンターとして設立された。その後、株式会社神鉄ファミリーセンター有馬興業株式会社と社名を変更し、神戸電鉄グループ(神鉄グループ)のレジャー企業として、1962年(昭和37年)に有馬ヘルスセンターをオープンさせた[1]入浴施設宿泊施設宴会場などを併設して人気を博し、島倉千代子島津亜矢いとしこいしらもが出演した歌謡漫才ショーも開催した。1973年(昭和48年)にはこの人気を受けて有馬ビューホテルもオープン、屋上にはスカイプールを設けてこちらも好評を博した。神鉄グループであることから神戸電鉄の乗車券と入場券をセットにした企画券も販売され、一年を通じて「さつきまつり」や「もみじまつり」などのイベントも開催された。2001年(平成13年)には有馬ヘルスセンター有馬ビューホテル別館日帰り温泉に改称、有馬ビューホテルの一部として運営されるようになった[2]

しかし1990年代から経営不振に落ち入り、ついには13年連続赤字を計上するようになった[2]トップマネジメントは従来、神戸電鉄からの出向者がほとんどであったが、会社再建のため阪急電鉄から(入谷泰正)を社長に招き入れ[2]、温泉テーマパーク太閤の湯として、約5億円を投じて別館日帰り温泉を大改装[2][3][4]、これが人気を博してV字回復を果たし、2005年度から営業利益率18%という黒字を達成、[2][3]2012年度には来場者数が39万人[3]にもなった。2018年(平成30年)5月7日から有馬ビューホテルうららと共に現行の建築基準法に適合する耐震性能を満たさせることを主目的とする改装工事実施で休業に入り、2019年4月1日にリニューアルオープンした[5]

また長らく株式会社有馬ビューホテル神戸電鉄グループであったが、保有株式率の関係で2011年(平成23年)からはグループを離脱している。しかしながら2023年(令和5年)現在でも、神戸電鉄株主優待には本施設のものが含まれているほか、送迎バスを神鉄が担当していたり、神戸電鉄の企画乗車券に本施設の割引券が含まれていたり、神鉄食彩館のキャンペーン商品が本施設の招待券であったりと、神戸電鉄グループとの関係が非常に深い。

歴史

  • 1961年(昭和36年)
    • 9月25日 - 神戸電気鉄道などの出資により株式会社有馬ファミリーセンター設立。
    • 10月5日 - 株式会社神鉄ファミリーセンターに社名変更。
    • 10月14日 - 有馬興業株式会社に社名変更。
  • 1962年(昭和37年)4月25日 - 有馬ヘルスセンター開業。
  • 1973年(昭和48年)7月29日 - 有馬ビューホテル開業。
  • 1989年平成元年12月31日 - 有馬ビューホテル専用大浴場竣工。
  • 1993年(平成5年)4月1日 - 有馬ヘルスセンター大浴場竣工。
  • 2001年(平成13年)4月25日 - 株式会社有馬ビューホテルに社名変更。
  • 2005年(平成17年)1月11日 - 有馬ヘルスセンターを「有馬ビューホテル別館日帰り温泉」に名称変更。
  • 2005年(平成17年)4月11日 - 有馬ビューホテル別館日帰り温泉休館。
  • 2006年(平成18年)4月22日 - 有馬ビューホテル別館日帰り温泉を「有馬温泉太閤の湯」に名称変更し営業開始。
  • 2019年(平成31年)4月1日 - 有馬ビューホテルを「有馬きらり」に名称変更。有馬温泉太閤の湯全面リフレッシュオープン。

その他

  • 太閤の湯の蒸し風呂と岩風呂は、1997年に極楽寺から出土した湯山御殿遺跡の蒸し風呂と岩風呂の遺構と同じサイズで再現されている[2]

関連

  • ボクは五才』 - 1970年公開の日本映画。有馬ヘルスセンターのプールなどでロケが行われており、建物も映っている。

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ “日本のスパ産業概説 第1章 表2 スパ関連産業史” (PDF). (日本アセアンセンター). p. 93. 2017年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f “有馬の湯「恩人」 秀吉の震災復興”. 読売新聞. (2013年10月16日). http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO004352/20131210-OYT8T00937.html 2017年2月6日閲覧。 
  3. ^ a b c “有馬温泉「太閤の湯」9年ぶりリニューアル 安土桃山時代をイメージ”. 産経新聞. (2013年9月5日). http://www.sankei.com/west/news/130905/wst1309050013-n1.html 2017年2月6日閲覧。 
  4. ^ “有馬ビューホテル「別館日帰り温泉」をリニューアルし新しい温浴施設『有馬温泉 太閤の湯』をオープンします” (PDF). 阪急東宝グループ (2004年11月25日). 2017年2月7日閲覧。
  5. ^ 「有馬ビューホテルうらら」「有馬温泉 太閤の湯」 耐震改修に伴うバリューアップ改装工事による休館のご案内 - 有馬ビューホテル 2017年9月13日(2017年9月15日閲覧)

外部リンク

  • 有馬温泉 太閤の湯
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