布ナプキン(ぬのなぷきん、Cloth menstrual pad)とは、綿などの布から作られる生理用品(ナプキン (生理用))である。月経布ともいう。
機能
市販の使い捨てナプキンと違い、洗って繰り返し使用することができる[1]。ただし取り換える時間は2時間が目安で、これは紙ナプキンと変わらない[1]。またなるべく早く洗うことが推奨されている[1]。通気性が優れていることや肌へのストレスが少ないことがメリットとして挙げられている[1]。
緊急時にはタオルハンカチとティッシュを組み合わせて自作することができる[2]。また紙ナプキンが購入できない国の人々に対して洗う時間を短縮した商品なども開発されている[3]。
利点
欠点
議論
月経の負荷の軽減や体調の改善などが自然派の人々の中でうたわれているが、医師の宋美玄は医学的な根拠がないと指摘している[8]。
また不便さはありながらも、女性の身体やスピリチュアリティの観点からの利点があるとされていることを社会学者の(橋迫瑞穂)は分析している[9]。
メーカー
脚注
- ^ a b c d e 対馬ルリ子『生理(月経)のトラブルがつらいときの本』(初)視覚障害者支援総合センター〈みんなの女性外来〉、2008年11月25日、111頁。ISBN (978-4-09-304353-3)。 NCID 21634302。
- ^ “”. 東京防災. 東京都. p. 203 (2015年9月1日). 2017年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月29日閲覧。
- ^ Eleanor Goldberg (2015年8月11日). “”. HUFFPOST LIFESTYLE. The Huffington Post Japan. 2017年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月29日閲覧。
- ^ 金丸裕子 (2008年5月15日). “”. 日経ビジネスONLINE. 日経BP社. 2017年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月28日閲覧。
- ^ 布ナプキンの洗い方|布ナプキン専門店サニーデイズ*Sunny Days*
- ^
- ^ 衛生用品の輸入手続き:日本 | 貿易・投資相談Q&A - 国・地域別に見る - ジェトロ
- ^ 宋美玄 (2016年12月8日). “”. DRESS. communitas. 2017年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月29日閲覧。
- ^ 橋迫瑞穂「モノと女性のスピリチュアリティ: 「布ナプキン」の事例から」『宗教研究. 別冊』、日本宗教学会、375頁、2016年3月30日。 NCID AA12673161。