曽谷 龍平(そたに りゅうへい、2000年11月30日 - )は、奈良県生駒郡斑鳩町出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。オリックス・バファローズ所属。
経歴
斑鳩町立斑鳩小学校1年生の時に野球を始め、斑鳩町立斑鳩中学校在学時は硬式野球のクラブチームである志貴ボーイズでプレーした[2]。
自立して野球をすることに憧れていたこともあり、高校は地元の奈良ではなく、秋田の明桜高等学校に進学[3]。1年夏からベンチ入りし、2年夏には控え投手として同学年の山口航輝と共に第99回全国高等学校野球選手権大会に出場した。同大会では二松学舎大付との初戦(2回戦)、1-11と大量リードを許した8回表から救援登板して2回3失点[4]。チームもそのまま敗れた[5]。3年夏は秋田県大会決勝で吉田輝星擁する金足農業に敗れた[6]。
白鷗大学に進学し、1年秋からベンチ入り。3年時からエースとして活躍し、同年秋のリーグ戦では4勝、防御率0.24の好成績を記録し、最優秀選手、最多勝など多くのタイトルを受賞した[7]。4年時にはハーレムベースボールウィークの日本代表に選出された[8]。その後、2022年9月16日にプロ志望届を提出した[7]。オリックス・バファローズは曽谷をドラフト1位指名すると公言。そして公言通り同年のドラフト会議にてドラフト1位単独指名された。11月24日、小山市内のホテルで仮契約を結び、契約金は1億円プラス出来高払い5000万円、年俸は1600万円(金額は推定)で合意した。背番号は17に決まった[9]。
選手としての特徴
ゆったりとしたフォームのスリークォーター[10]から繰り出される最速152km/hのストレートが武器[11]。変化球に関しては、大学時代は藤倉多祐監督の方針でチェンジアップは使わずにスライダーとカーブのみで勝負していた[10]。
人物
幼少期はオリックスファンで、8歳の曽谷が20歳の自らへ宛てて書いた「おとなになったらプロやきゅうにはいりたいです。20さいになったらオリックスにはいってください」という手紙を14年後に実現させた[13]。
詳細情報
記録
- 初記録
- 初登板:2023年4月26日、対北海道日本ハムファイターズ5回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、8回裏に5番手で救援登板・完了、1回無失点[14]
- 初奪三振:同上、8回裏に上川畑大悟から空振り三振[14]
背番号
- 17(2023年 - )
代表歴
脚注
- ^ “白鷗大・曽谷龍平、オリックスと仮契約 ドラ1、背番号「17」”. 毎日新聞. (2022年11月24日)2022年12月19日閲覧。
- ^ “曽谷龍平(オリックス・バファローズ)”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年12月19日閲覧。
- ^ “曽谷龍平(白鴎大・投手)151キロ左腕の最終決断「大学日本代表と、この秋の結果が、自分の背中を押してくれる」 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “曽谷龍平(白鴎大・投手)151キロ左腕の最終決断「大学日本代表と、この秋の結果が、自分の背中を押してくれる」 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “二松学舎大付の強打変わらず、19安打14得点大勝 - 高校野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “金足農が明桜に雪辱V 豪腕吉田11K完封/秋田 - 夏の地方大会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月29日閲覧。
- ^ a b “白鴎大の152キロ左腕・曽谷龍平がプロ志望届 1位指名候補として注目の球団も”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2022年9月16日). 2022年9月29日閲覧。
- ^ NPBエンタープライズ. “侍ジャパン 大学”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年9月29日閲覧。
- ^ “白鷗大・曽谷龍平、オリックスと仮契約 ドラ1、背番号「17」”. 毎日新聞. (2022年11月24日)2022年12月19日閲覧。
- ^ a b “スカウト絶賛の声が相次ぐドラフト1位候補・曽谷龍平。具体的に素晴らしい点は何?”. 週刊ベースボールONLINE (2022年10月9日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ “オリックス・ドラ1の白鴎大・曽谷 来季開幕ローテ入りに意欲!由伸らに「食い込めるよう頑張る」”. Sponichi Annex (2022年10月22日). 2023年2月8日閲覧。
- ^ “【オリックス】白鴎大・曽谷龍平をドラフト1位指名へ、福良GMが公表 最速150キロ超え左腕”. 日刊スポーツ. (2022年10月14日)2022年10月14日閲覧。
- ^ “「20さいになったらオリックスに」ドラ1曽谷、幼い頃の夢を現実に”. 毎日新聞. (2022年10月20日)
- ^ a b “オリックスが中川圭、森、杉本の三者連続弾も及ばず敗戦 ドラ1曽谷は1イニング完全デビュー”. スポニチアネックス. (2023年4月26日)2023年4月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 曽谷龍平 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)