昭和60年台風第12号(しょうわ60ねんたいふうだい12ごう、国際名:Odessa / オデッサ)は、1985年8月に発生し、同年の台風13号・14号とともに日本に被害を出した台風である。
概要
1985年8月24日にマリアナ諸島の北西で発生した台風12号は、北上後に西寄りに進み、九州南部をかすめ東シナ海に達したが、急にUターンするような複雑な進路を辿り、北東進して九州に再び接近。長崎県五島列島から壱岐付近を通過した。
この台風は、8月28日に台風14号と、30日に台風13号と藤原の効果を起こし、相手の台風との中間にある点の周りを反時計回りに回転している[1]。
被害
台風13号・台風14号によるものを含めた被害は以下の通り[2]。
- 死者・行方不明者31人
- 負傷者232人
- 損壊住家7805棟
- 浸水2858棟
- 被害総額714億円