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日産・フィガロ

フィガロFigaro )は、日産自動車1991年(平成3年)から翌年の1992年(平成4年)まで販売していた小型乗用車である。

日産・フィガロ
FK10型[1]
左前方から撮影。
右後方から撮影。
インテリア
概要
販売期間 1991年2月 - 1992年12月
デザイナー 古場田良郎
ボディ
乗車定員 4人[2]
ボディタイプ 2ドアクーペ[3]
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
(パワートレイン)
エンジン MA10ET型 987cc 直列4気筒 SOHC ベルト駆動ターボ[4]
最高出力 76PS/6,000rpm[2]
最大トルク 10.8kgf·m/4,400rpm[2]
変速機 3速AT[4]
サスペンション
前: ストラット式[2]
後: 4リンク+スタビライザー[2]
車両寸法
ホイールベース 2,300 mm[2]
全長 3,740 mm[2]
全幅 1,630 mm[2]
全高 1,365 mm[2]
車両重量 810 kg[2]
その他
ブレーキ 前: ベンチレーテッドディスク[2]
後: リーディングトレーリング[2]
ベース 日産・マーチ
(テンプレートを表示)

Be-11987年)、パオ1989年)に続き、初代マーチ(K10型)をベースとした同社のパイクカー・シリーズの第3弾であった。

概要

レトロ調にデザインされた小型オープンカーであり、手動で開閉するトップや、本革シート[注釈 1]を備えていた。型式はFK10型で、乗車定員は4名、初代マーチ(K10型)をベースとしたパイクカーシリーズのなかでは唯一、ターボエンジン[注釈 2]を搭載していた。コンセプトは、「日常の中の非日常」であった。

当初は8000台の限定生産の予定だったが希望者が多かったため販売台数が拡大され[5][6]1991年2月14日、限定2万台で発売され、同年8月末までに3回に分けて抽選するという販売方式がとられた。

新車販売は日本国内でのみ行われたが、諸外国[7]、特にイギリスでは広い人気を得、エリック・クラプトンなどのセレブリティ[8]のオーナーも現れた[9][5][6]。日本と同じ右ハンドルということもあり多くの中古車が輸入され、かつてのロンドンにはフィガロ専門の中古車店もあった。現在はオックスフォードシャーにあるフィガロ専門店「The Figaro Shop」がレストア車の販売、イギリスの法律に対応した車検(MOT)対応、整備を手掛けており、日産が既に製造廃止したパーツのリプロダクト品は、イギリス国内のみならず日本をはじめ世界中からネット購入することが出来る。 2008年にはイギリスでフィガロ所有者の一大集会が開かれ、2019年現在、英国内で3000超のフィガロが現役車として登録されている[5][6]

乗車定員は4人だが、リアシートは狭く、大人が乗るには窮屈で、シートは専用デザインの本革シートで、インテリアの基調色は白でまとめられ、そこにボディと同系色のアクセントを入れることで、外装とインテリアの親和性をはかっている[2]


新車販売価格は、187万円だった[2]

初代 FK10型(1991年-1992年)

1989年(平成元年)10月
東京モーターショーにて試作車が公開される、参考出品ながら大きな反響を呼んだ[2]
1990年
高田工業にて委託生産開始[10]
1991年2月14日
販売開始。
1991年4月
日産自動車の提供によるオムニバス映画「フィガロ・ストーリー」が公開された[11]。都市、恋愛、車、をテーマとして、アレハンドロ・アグレスティ、林海象クレール・ドニの監督により製作、日本全国の映画館で上映された。
1991年10月
通商産業省選定グッドデザイン賞
1992年2月[12]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
1992年12月[13]
在庫対応分の販売終了。

車名の由来

モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」に登場する、機知に富んだ主人公の男性の名前にちなむ。

参考文献

  • エンスーCARガイド「日産パオ&フィガロ&Be-1」 三樹書房 2008年9月初版 (ISBN 978-4-89522-517-5) C0075  
  • 「パオのキセキ ~2回目の奇跡の軌跡~」古場田良郎 著 スピードウェル出版 2014年12月初版 (ISBN 978-4-99081340-6). C0075 

脚注

注釈

[脚注の使い方]
  1. ^ フロントシートのヘッドレスト下部、リアシート両サイドエッジ部分には、革同士の摩擦音防止のため、合成皮革が使用されている
  2. ^ マーチターボ2型(後期型)と同じSOHCターボエンジンである

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第68号11ページより。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第68号12ページより。
  3. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第68号12ページの訂正ステッカーより。
  4. ^ a b デアゴスティーニジャパン 第68号12ページより。
  5. ^ a b c “This Quirky Car Is Japanese. But There’s ‘Something Very British’ About It” (英語). The New York Times. (2019年1月11日). https://www.nytimes.com/2019/01/11/world/europe/uk-nissan-figaro.html 
  6. ^ a b c “輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに | 「何あれ、かわいい!」 生産数2万台のあのクルマが…”. クーリエ・ジャポン. 講談社 (2019年2月7日). 2019年4月17日閲覧。
  7. ^ “イ・ヒョリ、愛車を日産フィガロに買い替える”. 中央日報. (2008年4月1日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/Fpix 
  8. ^ エリック・クラプトンや、オアシスのノエル・ギャラガーなどが知られる(PDの思想委員会編 『プロダクトデザインの思想 <Vol.3>』 ラトルズ、2005年)
  9. ^ 坂井直樹のパイクカーの話
  10. ^ 高田工業(会社沿革)
  11. ^ 日産ミュージアム -時代の先端を象徴したマーチのパイクカー
  12. ^ “フィガロ”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。
  13. ^ “フィガロ(日産)のカタログ”. リクルート株式会 (2020年1月19日). 2020年1月19日閲覧。

関連項目

外部リンク


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