一般社団法人日本電子出版協会(にほんでんししゅっぱんきょうかい、英語: Japan Electronic Publishing Association、略称:JEPA)は、電子出版の立ち上げと発展を目的として、1986年9月12日、出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などが中心になって設立された(業際団体)。2010年4月1日に任意団体から一般社団法人に組織替えを行った。
概要
電子出版市場の立ち上げと発展を目的に活動している。会員社は出版社だけではなく、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社など業界を越えて構成されている。日本の電子出版関連団体としては現在もっとも古い団体である。
活動は電子出版技術や事例、制度などの研究と啓蒙で、セミナーなどの活動はここ10年だけでも340回を超えている。現在までのおもな成果物としてはCD-ROM仕様策定、Unicodeフォントの普及活動、書籍XML構造の策定(JepaX)、辞書データ形式の標準化、EPUBの日本語化仕様提案などがある。
委員会
現在、以下の8つの委員会が活動中である。
- 定例会運営委員会
- 会員に対してJEPAの活動報告と親睦。
- 広報委員会
- 電子出版協会の活動を内外に伝える広報活動。JEPA電子出版アワードの開催。
- 著作権委員会
- 電子出版に関わる著作権の研究。
- ビジネス研究委員会
- 業界に関連した技術・情報の収集やその交換等を通して、電子出版を実際のビジネスとして成り立たせるための活動を研究。
- レファレンス委員会
- 委員会に、辞書分科会、書籍分科会、標準化分科会を置き、さまざまな形態のレファレンス文献の電子化に関する研究・検討。
- 電子図書館委員会
- 電子図書館は図書館の在り方を問い直すもので、公共図書館や学校図書館の地殻変動を伴う。出版業界にとってビジネスになるよう、仕組みや推進方法を議論。
- プラットホーム委員会
- 電子書籍と教育ICTのプラットフォーム整備が目的。EPUB研究会、電子教科書研究会、TTS (テキスト読みあげ) 研究会の3つの研究会がある。
- 電子出版検定準備委員会
- 項目のみでページが存在しないため活動内容は不明。
歴代会長(調査中)
主な出版物
脚注
関連項目
外部リンク
- 日本電子出版協会
- JEPAニュース バックナンバー
- JEPA公開資料
- JEPAセミナー情報+セミナー報告
- JEPA電子出版アワード