日本橋小舟町(にほんばしこぶなちょう)は、東京都中央区の地名で、旧日本橋区に当たる日本橋地域内である。「丁目」の設定のない単独町名である。郵便番号は103-0024[2]。
概要
日本橋川にほど近い立地から、物資輸送に大いに利用され、発展した町である。明治時代には界隈に団扇を扱う団扇問屋が多かったことから、旧暦6月10日~13日に開催された当地の天王祭(八雲神社大祭)では神輿に向かって多くの団扇がおひねり代わりに投げられ、団扇天王と呼ばれた[4][5]。
神田神社境内に所在する「小舟町八雲神社」の祭礼を「小舟町天王祭」として4年に1度行っている(近時では2014年と2018年)。町域に隣接する堀留町公園に仮屋が建てられ、神輿が出される。
中央区が定める正式な英語ローマ字表記は Nihonbashi-kobunacho である[6]。
「(日本橋 (東京都中央区)#ローマ字表記)」も参照
歴史
旧日本橋小舟町の一部を旧日本橋堀留町に譲渡し、現在の形になった。小舟町の名前は、慶長8年の町割があったときには「下舟町」と言っていたものを、享保5年に改めたものという[7]。
世帯数と人口
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 中央区立日本橋小学校 | 中央区立日本橋中学校 |
観光
- 東堀留川跡
脚注
関連項目
外部リンク
- 中央区ホームページ
- 日本橋小舟町地区 町名の由来 - 中央区
- 日本橋小舟町 - 古今・お江戸日本橋 日本橋”町”物語
- 日本橋魚がし旧天王祭団扇投之図(春斎年昌、1889年)、日本銀行貨幣博物館