新田原駅(しんでんばるえき)は、福岡県行橋市大字道場寺にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
新田原駅 | |
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駅舎(2006年8月) | |
しんでんばる Shindembaru | |
◄南行橋 (3.4 km) (3.7 km) 築城► | |
所在地 | 福岡県行橋市大字道場寺[1]1589 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 30.2 km(小倉起点) |
電報略号 | シル |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 670人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月25日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
行橋市南部の住宅地域に存在し、北九州の通勤通学圏内にあり[1]、ラッシュ時を中心に小倉方面への利用客が多い。当駅発着の列車もある。また、隣接するみやこ町豊津地区の最寄駅でもあるため、この地域の住民も利用する。
歴史
- 1897年(明治30年)9月25日:初代豊州鉄道が開設[1][3]。(一般駅)[2]。
- 1901年(明治34年)9月3日:豊州鉄道が初代九州鉄道に買収される[4]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化され、帝国鉄道庁が所管[5]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1980年(昭和55年)4月10日:駅舎改築(2代目)[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[7]。
- 1989年(平成元年)3月7日:「みどりの窓口」を設置[8]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカードSUGOCAの利用を開始[9]。
- 2022年(令和4年)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。
2番乗り場からは日中毎時1本小倉方面への折返し列車があり朝夕を含め多数運行されている[1]。駅本屋は鉄筋コンクリート造[1]。
無人駅。かつてはJR九州鉄道営業が駅業務を遂行する(業務委託駅)で、みどりの窓口が設置されていた[1]。2011年に利用停止となったJR九州のプリペイドカードワイワイカードは当駅まで利用可能であった。自動改札機が設置されており、2009年導入のSUGOCA利用可能駅である。
のりば
利用状況
2020年度の乗車人員は670人/日である[12]。
駅周辺
バス路線
太陽交通JR新田原駅バス停(駅前の国道10号上)
その他
- 新田原地区は県内でも有数のフルーツの産地(いちじく、ぶどう、桃など)であり、国道10号やその近辺では、フルーツを売るバラック建ての産直販売店が数十店舗並んでいる。
- 同じ字面の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地は宮崎県新富町(最寄り駅は日向新富駅)にあり、当駅とは全く別の場所である。
- 構内には(ポイント電気融雪器)が設置されている。ポイント電気融雪器はJR九州の複数の駅に設置されているが福岡県内ではこの駅と篠栗線の城戸南蔵院前駅だけである[3]。
- 駅名の(ローマ字表記)が2018年2月時点で「SHINDENBARU」となっていたが、同年12月までに「SHINDEMBARU」と修正されている[16]。
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、24頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、750頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ a b 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、197-198頁。ISBN (4751205293)。
- ^ 鉄輪、p.57。
- ^ 鉄輪、p.65。
- ^ “日豊本線新田原駅の改築が完成”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年4月11日)
- ^ 鉄輪、p.181。
- ^ “10駅に「みどりの窓口」設置へ JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年3月5日)
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ a b (PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年12月23日。 オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブ2021年12月24日閲覧。 。
- ^ a b “新田原駅 時刻表(JR九州)”. 九州旅客鉄道. 2022年12月28日閲覧。
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月24日閲覧。
- ^ “新田原駅の駅名標のローマ字が訂正される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年1月18日). 2019年1月19日閲覧。
参考文献
- 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年。
関連項目
外部リンク
- 新田原駅(駅情報) - 九州旅客鉄道