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人物・来歴
漫画家を志した頃に石ノ森章太郎の『サイボーグ009』を読んで魅了され、石森に弟子入りを志願する[2]。しかし、当時は石森のアシスタントの数が足りていたため石森プロに雑用係として入社する[2]。同社時代はすがやみつる・細井雄二・土山よしきらのアシスタントを務めたほか、『仮面ライダー』など石森原作のテレビ番組の設定制作にも携わった[2]。仮面ライダー1号・2号のキャッチフレーズである「技の1号・力の2号」は成井によるものである[2]。
その後、石森のアシスタントに昇格するが、半年後に独立し、特撮テレビ番組『鉄人タイガーセブン』のコミカライズでデビューした[2]。
『テレビマガジン』にて、『宇宙鉄人キョーダイン』、『(ゴーゴー悟空)』でパロディ漫画の先駆けとなるような作風を獲得。『(アストロナイツ33)』などの比較的正統派の児童漫画を手がけた後、同誌でスタジオぬえデザインによるタカラの玩具シリーズ「ダイアクロン」の雑誌展開漫画を手がける。『ゴーゴー悟空』の路線はのちに『コミックボンボン』が創刊された際、『0059(ゼロゼロゴクウ)』に引き継がれる。
作品リスト
- 鉄人タイガーセブン(原作:うしおそうじ、テレビマガジン連載)
- 電人ザボーガー(原作:うしおそうじ、テレビマガジン連載)
- 宇宙鉄人キョーダイン(原作:石ノ森章太郎、テレビマガジン1976年連載)
- ゴーゴー悟空(テレビマガジン1977年連載)
- ダイアクロン(テレビマガジン1980年連載)
- アインケンシュタイン(リュウ1981年7月号 (Vol.12) - 1982年3月号 (Vol.16) )
- (秘密指令0059)(コミックボンボン連載)
- SDガンダム劇場(バンダイ発行、SDクラブ連載)
- 仮面ライダー関係作品
- 『ストロンガー』から『最後の大決戦!』までの3作品は角川書店より発行された「決死戦7人ライダー」、『11戦記』はミリオン出版から発行された同タイトルの単行本に収録された。『サイボーグ009』からの影響で、複数の仮面ライダーが登場する作品では変身後も変身前の名前で呼び合っている[2]。
- 仮面ライダーストロンガー(原作:石ノ森章太郎、テレビマガジン1975年連載)
- 7大巨獣をたおせ! 決死戦7人ライダー(原作:石ノ森章太郎、テレビマガジン1975年7月号増刊掲載)
- 7人ライダー 最後の大決戦!(原作:石ノ森章太郎、テレビマガジン1975年12月号増刊掲載)
- 仮面ライダー 11戦記(原作:石ノ森章太郎、テレビマガジン1989年12月号-1990年11月号連載)
- それまでのコミカライズ作品とは繋がらず、『仮面ライダーBLACK RX』の後日談として11人の仮面ライダーを主役にした長編。歴代敵組織の復活や、過去の作品を意識した設定など、児童層にとどまらず仮面ライダーシリーズファンを対象とした演出が盛り込まれている。
師匠
脚注
参考文献
- 岩佐陽一 編『電人ザボーガー大全』双葉社、2002年11月15日。ISBN (4-575-29483-7)。
- 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー』 Vol.7《仮面ライダーストロンガー》、講談社、2004年8月25日。ISBN (4-06-367095-3)。