この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。 |
愛玩動物看護師(あいがんどうぶつかんごし)は、愛玩動物看護師法(令和元年法律第50号)により定められた国家資格である。 愛玩動物看護師の公式英語表記は「Veterinary Nurses for Companion Animals(VNCA)」であり、通称名はVeterinary Nurse(VNs)となる。
愛玩動物看護師 | |
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実施国 | 日本 |
資格種類 | 国家資格 |
分野 | 保健衛生 |
認定団体 | 農林水産省、環境省 |
認定開始年月日 | 令和5年2月19日 |
等級・称号 | 愛玩動物看護師 |
根拠法令 | 愛玩動物看護師法 |
公式サイト | https://www.ccrvn.jp/ |
一般財団法人動物看護師統一認定機構が指定試験機関として試験を実施 |
『主務省WEBサイト 「愛玩動物看護師法の概要 英語版 仮訳」より』
概要
愛玩動物(犬・猫・オウム科全種・カエデチョウ科全種・アトリ科全種[2])についての獣医師の診療の補助(輸液剤の注射・採血・マイクロチップの装着・カテーテル留置・投薬等を含む[3]。)、愛玩動物の世話・看護、飼い主に対する適正な飼養等への助言を業務とする[4]。また、動物病院のその他の事務として、カルテ作成、血液や糞便等の検体検査、薬の管理、清掃、受付等を担当するなど多岐に渡る。
2019年末に試験機関が公募され、2020年2月、一般財団法人(動物看護師統一認定機構)が指定試験機関に指定された[5]。
国家試験
受験資格
通常ルート
次の場合国家試験を受験できる。
- 大学で指定された科目を修了し卒業した場合。
- 養成所で指定された科目を修了した場合。
- 海外の養成学校を卒業または海外の愛玩動物看護師の免許を持っている場合。
既卒者・在学者ルート
現任者ルート
国家資格化前
2023年4月の国家資格化前、獣医療補助者としては民間による認定動物看護師が3万人いたが獣医療行為は一切できず、一方で獣医療が進化し、飼い主が高度な医療を求めた結果獣医師の負担は増し、公的資格化が求められていた[1]。ペットブームで医療ニーズが高まる中、看護の質向上と獣医師の負担軽減を目的に国家資格化された[1]。
脚注
関連項目
外部リンク
- 愛玩動物看護師:農林水産省