『愛と哀しみのボレロ』(あいとかなしみのボレロ、Les Uns et les Autres)は、クロード・ルルーシュ監督による1981年公開のフランスのドラマ映画。
愛と哀しみのボレロ | |
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Les Uns et les Autres | |
監督 | クロード・ルルーシュ |
脚本 | クロード・ルルーシュ |
製作 | クロード・ルルーシュ |
出演者 | ロベール・オッセン ニコール・ガルシア ジェラルディン・チャップリン ジェームズ・カーン ジョルジュ・ドン (リタ・ポールブールド) ダニエル・オルブリフスキ マーシャ・メリル |
音楽 | フランシス・レイ ミシェル・ルグラン |
撮影 | (ジャン・ボフティ) |
編集 | (ユーグ・ダルモア) (ソフィー・ボー) |
製作会社 | (フィルム13) |
配給 | Parafrance 日本ヘラルド |
公開 | 1981年5月27日 1981年10月16日 |
上映時間 | 185分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 英語 ドイツ語 ロシア語 |
1930年代から1980年代にわたり、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ベルリンを中心とするフランス、アメリカ、ロシア、ドイツにおいて交錯する、2世代4つの家族の人生を描く。この2世代4つの家族は、序盤では互いに散発的に交錯するだけだが、クライマックスの、フランスのチャリティ公演で一堂に集結する。この4家族に加え、時空をこえて、盲目のアコーディオン弾きが複数回登場し、アクセントを加える。作中の親子などを同じ俳優が一人二役で演じている例もある。
クライマックスのモーリス・ベジャール振付のジョルジュ・ドンによるバレエのボレロが有名であり、この「ベジャールによるボレロの振付」は、日本で初めて、パフォーマンスとしての知的財産権を獲得しており、許可なくこの振付で踊ることは許されない。
また、シナリオ技法的には、(より縄形式)の代表的作品としてしばしば取り上げられる。
第34回カンヌ国際映画祭で高等技術委員会賞を受賞している[1]。
ストーリー
カール(ダニエル・オルブリフスキー)はピアニストであったが、ナチス・ドイツがフランスに侵攻すると、ナチ高官の勧めでヒトラーの前で演奏し、総統から絶賛される。 その後、パリで演奏していたが、その際出会ったエヴォリーヌという女性はナチ将校と親密な交際をしていた。 パリが連合軍に解放されると、エヴォリーヌは裏切り者としてパリ市民によって公衆の場で禿げ頭にされてしまう。パリにいられなくなったエヴォリーヌは汽車で故郷の親元へ帰るのだった。 戦後、カールはニューヨークへ行き、コンサートのチケットは完売と聞いて最初は喜んでいたのだが、当日どういう訳か聴衆は2人しかいない。カールは予定通り演奏を始めると、天井からヒトラーと一緒に写っていた写真が大量に降ってくる。生き残ったユダヤ人の報復だったのである。カールは記者会見をして弁明したが、ナチの協力者のレッテルを張られてしまう。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フジテレビ版 | ||
ジャック/ジェイソン・グレン | ジェームズ・カーン | 黒沢良 |
シモン・メイヤー/ロベール・プラ | ロベール・オッセン | 小林修 |
スーザン/サラ・グレン | ジェラルディン・チャップリン | 小原乃梨子 |
アンヌ・メイヤー | ニコール・ガルシア | 田島令子 |
カール・クレーマー | ダニエル・オルブリフスキー | 津嘉山正種 |
ボリス/セルゲイ・イトビッチ | ジョルジュ・ドン | 原康義 |
パトリック・プラ | (マニュエル・ジェラン) | |
タチアナ/タニア・イトビッチ | (リタ・ポールブールド) | |
マクダ・クレーマー | マーシャ・メリル | |
エブリーヌ/エディット | (エブリーヌ・ブイックス) | |
ジャック | (ジャック・ヴィルレ) | |
フランシス | (フランシス・ユステール) | |
リシェール | リシャール・ボーランジェ | |
フィリップ | ジャン・クロード・ブーチェ | |
ナレーター | 伊藤惣一 | |
不明 その他 | 色川京子 有馬瑞香 伊井篤史 鈴木れい子 みきさちこ 此島愛子 村松康雄 横尾まり 麻上洋子 上田敏也 徳丸完 千田光男 稲葉実 水島裕 幹本雄之 大橋芳枝 大滝進矢 西村知道 嶋俊介 菊池英博 | |
演出 | 水本完 | |
翻訳 | 入江敦子 | |
効果 | ||
調整 | ||
制作 | ザック・プロモーション | |
解説 | 高島忠夫 | |
初回放送 | 1985年11月2日 『ゴールデン洋画劇場』 |
モデルとなっている人物
- セルゲイ・イトビッチ - ルドルフ・ヌレエフ
- カール・クレーマー - ヘルベルト・フォン・カラヤン
- エブリーヌ - エディット・ピアフ
- ジャック・グレン - グレン・ミラー
スタッフ
- 製作・脚本・監督:クロード・ルルーシュ
- 音楽:フランシス・レイ、ミシェル・ルグラン
- 振付:モーリス・ベジャール、(ミーシャ・ファン・ヘッケ)
- 撮影:(ジャン・ボフティ)
- 録音:アラン・モーリー
- 音響効果:(ジャン=ピエール・ルロン)
- 美術:(ジャン=ルイ・ポヴェーダ)
- 衣装:(カトリーヌ・ルテリエ)
出典
外部リンク
- 愛と哀しみのボレロ - 映画.com
- 愛と哀しみのボレロ - allcinema
- 愛と哀しみのボレロ - KINENOTE
- 愛と哀しみのボレロ - シネマトゥデイ
- 愛と哀しみのボレロ - MOVIE WALKER PRESS
- Les Uns et les autres - オールムービー(英語)
- Les uns et les autres - IMDb(英語)
- Les uns et les autres - Rotten Tomatoes(英語)
- Les Uns et les autres - AlloCiné(フランス語)