『悪魔のようなあなた』(Diaboliquement vôtre)は、1967年のフランスの映画。主演はアラン・ドロンとセンタ・バーガー。また、ジュリアン・デュヴィヴィエによる最後の監督作となった[1]。
ストーリー
ある日、自動車事故で昏睡していた青年が昏睡状態から目覚める。 記憶を失っていた青年はジョルジュ・カンポという名前だと知らされ、妻だというクリスチアヌとともに退院する。 ある日、同じ家に住む医者のフレデリックとの会話の中で「ピエール・ラグランジュ」という名前が出てくる。 その日の翌日から、青年は生命の危機に瀕するような出来事に幾度か遭遇し、自らの命が狙われていることに気づく。 やがて、彼の記憶が少しずつ戻り、「ピエール・ラグランジュ」が自分の本名であることに気づく。クリスチアヌはピエールからの質問に答える形で、「フレデリックは自分の愛人であり、自分の夫はジョルジュはフレデリックが殺した」ことや、「証拠隠滅のために天涯孤独のピエールをジョルジュに仕立てて殺そうとした」ことを明かす。情報が漏れたことを知ったフレデリックはクリスチアヌに暴力をふるうが、召使キエムによって殺される。クリスチアヌはキエムを殺し、ピストルをフレデリックの手に握らせて、相討ちになったと見せかける。
キャスト
スタッフ
- 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
- 製作:(レイモン・ダノン)
- 原作:(ルイ・C・トーマ)
- 脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ、(ローラン・ジラール)、(ジャン・ボルヴァリ)
- 撮影:アンリ・ドカエ
- 音楽:フランソワ・ド・ルーベ
出典
- ^ “Director Duvivier, 71, Dies in Paris”. Los Angeles Times: p. c9. (1967年10月31日)