『心中天網島』(しんじゅうてんのあみじま)は、1969年5月24日に公開された、表現社とATG製作の日本映画。監督は篠田正浩で、彼が自身のプロダクションである(表現社)とATGで製作した作品。近松門左衛門の人形浄瑠璃『心中天網島』の映画化で、篠田と富岡多恵子、武満徹の3人が脚本を書いた。
心中天網島 | |
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監督 | 篠田正浩 |
脚本 | 富岡多恵子 武満徹 篠田正浩 |
原作 | 近松門左衛門 |
製作 | (中島正幸) 篠田正浩 |
出演者 | 中村吉右衛門 岩下志麻 |
音楽 | 武満徹 |
撮影 | (成島東一郎) |
編集 | 篠田正浩 |
製作会社 | 表現社 ATG |
配給 | ATG |
公開 | 1969年5月24日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
劇中に黒子が登場したり、大きな字や浮世絵が描かれた壁や床のセットなど、様々な実験的な演出が行われており、浄瑠璃と歌舞伎の雰囲気を色濃く漂わせる作風となっている。
この年のキネマ旬報ベストテン第1位にランクインされたほか、毎日映画コンクール日本映画大賞などに選ばれた。