彦山駅(ひこさんえき)は、福岡県田川郡添田町大字落合にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅である[1]。
彦山駅 | |
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駅舎 | |
ひこさん Hikosan | |
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所在地 | 福岡県田川郡添田町大字落合[1]800 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日田彦山線 |
キロ程 | 47.2 km(城野起点) |
電報略号 | サン |
駅構造 | 地上駅 |
(ホーム) | 2面3線[1] |
開業年月日 | 1942年(昭和17年)8月25日[1] |
備考 | 無人駅[1](自動券売機 有) |
2017年(平成29年)7月5日の九州北部豪雨で大きな被害を受け休止中である。以下、特記ない限り、被災前の状況を記す。
歴史
駅構造
駅舎に接して単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅[1]。中線(2番線)は折返し列車専用である。
駅舎は木造の大きなものである。駅の開業と同じ1942年(昭和17年)8月に建てられたもので英彦山神宮を模して赤い柱を使用するなど[1]、英彦山への入り口駅にふさわしく優雅なつくりであると高い評価を得ていた。
1984年(昭和59年)の無人化後しばらくこの駅舎はほとんど待合所として使用されるのみであったが1994年(平成6年)にある女性陶芸家がこの駅の旧事務室部分に工房と陶芸のギャラリーおよび喫茶室(翔房舎)を設け以後はこの陶芸家が乗車券の販売を受託していた((簡易委託駅))[8]。しかし、2004年(平成16年)7月には乗車券販売の委託は解除され、無人駅扱いとなった[要出典]。それ以降は簡易型の自動券売機が設置されていた。
駅周辺
駅の西側を遠賀川水系の支流(彦山川)が流れている。 現在は旧駅前広場に飲食店が残っているのみであるが、往時の宿場としての賑わいは、残置された休憩所に展示された写真で確認することができる。
- 英彦山[1]
- 英彦山神社
- 国道500号
- 福岡県道52号八女香春線
- 田川警察署添田警部交番落合駐在所
- 日本郵便彦山郵便局
- 田川農業協同組合彦山出張所
- ひこ山食堂(郷土料理、川魚料理で有名) 駅前
- 添田町立落合小学校
- 爆発踏切
バス路線
- 添田町バス - 英彦山(別所・豊前坊)方面
隣の駅
※代行バスは、筑前岩屋駅との間に「小石原庁舎前」・「宝珠山庁舎前」停留所が存在する。
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、27頁。
- ^ a b 弓削(1993)、p.218-219。
- ^ 弓削(1993)、p.204-205。
- ^ “「通報」●久大本線南久留米駅ほか13駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1984年2月10日)
- ^ 曽根悟(監修)「筑豊本線・日田彦山線・後藤寺線・篠栗線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月2日、19頁。
- ^ (PDF)(プレスリリース)添田町/九州旅客鉄道、2021年3月15日。 オリジナルの2021年3月15日時点におけるアーカイブ2021年3月15日閲覧。 。
- ^ “彦山駅解体 80年の歴史に幕 JR日田彦山線のBRT化で 福岡県・添田町”. テレビ西日本 (2021年4月19日). 2021年4月20日閲覧。
- ^ 弓削信夫『福岡鉄道風土記』葦書房、1999年1月16日、170-173頁。ISBN (4751207334)。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 彦山駅(駅情報) - 九州旅客鉄道