概要
弘前は、江戸時代の城下町のときから津軽地方の中心地域で、青森県旧三市時代(弘前市・青森市・八戸市)には旧制弘前高校を始めとする学都、陸軍第八師団の軍都として拠点性を発揮した。現在は、津軽地方の商業拠点、弘前大学を始めとする教育産業、リンゴなどの高付加価値農業、観光産業などを基盤産業として人口を涵養し、2010年の都市圏人口は30万人で青森都市圏・八戸都市圏と並ぶ、県内3大都市圏の一つである。
長年に亘って津軽地方の拠点を担ってきたため、情報集約拠点ともなっており、地域メディアが発達している。
観光産業における主要コンテンツは、弘前さくらまつり・弘前ねぷたまつり・津軽三味線などの祭事・伝統芸能、弘前城・最勝院五重塔・石場家住宅・旧第五十九銀行本店本館・旧弘前市立図書館などの建築物、岩木山の自然景勝地など。
地域圏
青森県庁は県内を6つの地区に区分し、各地域に総合的な出先機関である地域県民局を設置しており[3] 、弘前市を中心とする地域は「中南地域県民局」が管轄している。その範囲は、中津軽郡、弘前市、南津軽郡、黒石市の頭文字を取り「中弘南黒地区」と呼ばれるが、気象庁の地域区分[4] の二次細分区域では「中南津軽」と命名されている。
定義
一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。
「10%都市圏」(通勤圏)
弘前市を中心市とする都市雇用圏(10%通勤圏)の人口は約31万人(2010年国勢調査基準)。
都市雇用圏(10 % 通勤圏)の変遷
- 弘前都市圏の 10 % 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
地域メディア
弘前都市圏に本社があるメディア
弘前都市圏に取材・放送拠点を設けているメディア
本社が弘前都市圏以外に所在しているが、弘前都市圏に取材・放送拠点を設けているメディアは下記の通り。
- 青森放送は、青森県を放送対象地域とするラジオ、テレビ放送事業者である。ラジオについては本社が所在する青森放送局とは別のコールサイン(JOGE)を持ち、かつては土曜夕方に青森放送局とは別の番組「HOTひろさき」を弘前都市圏向けに放送していた。1995年9月まで1062kHz・出力100Wで送信しており、テレホンサービスでラジオ放送を聴くことができた。
- 1938年開局。青森県内のNHK放送局の中では最も早く開局した(東北では4番目)。1988年に支局へ降格されたが、ラジオのコールサインは1991年まで親局並みのJORG(ラジオ第1)・JORC(ラジオ第2)が与えられていた。
- 青森テレビ弘前支社
- 他の在青民放局の拠点が支社であるのに対し、当局のみ支局を置いている。
- 東奥日報弘前支社
- 活動を停止・終了したメディア
脚注
関連項目
外部リンク
- 弘前総合情報サイト
- ナビ通信弘前
- 津軽.com