歴史
駅名の由来は、この地に「平野ヶ沼」という大きな沼地があり、古代から平野と呼ばれていたことにちなむ。
年表
駅構造
単式1面1線と島式1面2線、合計2面3線のホームを持つ橋上駅[1]。
2010年にバリアフリー化工事が完成し、エレベーター・多機能トイレ、階段の2段式手すりが新たに設置された。エスカレーターはそれ以前から駅構内の各ホームにあり、上り線ホームのものは下り、下り線ホームのものは上りとして運用されている。
駅外側にはスロープもあるが、駅北西側(バスターミナルおよび国道173号方面)にのみ設置されており、駅東側(協立温泉病院方面)には設けられていない。
改札のすぐ外側には能勢電鉄直営の売店である『イートイン・コンビニRizumin』があり、休日以外に営業している。
1号線の川西能勢口寄り(駅構外)には能勢電鉄の運輸事務所があり、1号線からも階段で出入りできる。2階の助役室には、線内で回収された忘れ物が保管されている(一定期間が過ぎると川西警察署に送られる)。
- 有効長は1・2号線が8両、3号線が6両編成分である。待合室は島式ホーム(2・3号線)に設置されている。
- 通常は1号線と2号線が使用される。3号線は当駅を始発・終着とする列車、朝ラッシュ時の特急「日生エクスプレス」待避列車に使用される。能勢電鉄線内で(緩急接続)がなされるのは、当駅のみである。また、3号線は平野車庫とも接続しているため、車両点検時の入換作業時に使用される。
- 日生エクスプレスの運行開始前、かつて運行されていた日生急行は通過していたが、1997年(平成9年)の日生エクスプレス運行開始時に全営業列車停車駅となった。現在は(通過禁止駅)となり当駅を通過する回送や貸切列車なども、一旦(運転停車)しなければならない仕組みに変更されている。
駅周辺
能勢電鉄の本社など、同社の中枢を成す施設が集積している他、住宅地が広がっている[1]。
- 能勢電鉄本社、平野車庫、運転指令所[1]
- 協立温泉病院
- 三ツ矢記念館跡地
- コーナン 川西平野店(サンシャイン平野店跡地に出店)
- ファッションセンターしまむら 川西店
- 多太神社(たぶとじんじゃ、多田神社とは別)
- 多田グリーンハイツ[1]
- 兵庫県立川西緑台高等学校
- 川西緑台郵便局
- 国道173号(能勢街道)
- 塩川
バス路線
阪急バスの「平野駅」停留所が駅北西のロータリーにあり、以下の各路線が発着している[4][5]。ターミナル内には案内所もある(能勢電鉄線内の途中駅では唯一)。
かつては平野交差点前の「平野自転車駐車場」に発着していたが、2002年4月より現在地に移転した。同駐車場は閉鎖されたまま、十数年間放置されていたが、現在は跡地に『かつアンドかつ』平野店が出店している。
その他
当駅発着の定期券を買うと、「のせ平野」と表記される。これは、阪急線内から1枚の定期券で購入可能な圏内にある同名の駅(大阪市高速電気軌道とJR西日本、いずれも大阪府大阪市平野区に所在)との混同を避けるためである。ただし、併記される英語表記は単に「Hirano」である。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、147頁。ISBN (9784343006745)。
- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、16-17頁。
- ^ 日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2 P51
- ^ “平野駅|路線バス - 阪急バス”. 阪急バス. 2022年11月29日閲覧。
- ^ “運行系統図(猪名川営業所2) - 阪急バス”. 阪急バス. 2022年11月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 平野駅 - 能勢電鉄