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1990年の台風(1990ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。
軌跡の地図 | |
最初の台風発生 | 1月13日 |
---|---|
最後の台風消滅 | 12月24日 |
最も強かった 台風 | 台風19号 – 890 hPa, 120 kt (10分間平均) |
熱帯低気圧の総数 | 41 |
台風の総数 | 29 |
総死亡者数 | 1,608 |
総被害額 | 52.5 億ドル (1990 USD) |
1988, 1989, 1990, 1991, 1992 |
台風の発生数は29個で、うち日本に上陸したのは6個(平年の約2倍)であった。これは当時としては統計史上最多の記録で、現在でも2004年の10個に次いで2位タイの記録である。9月以降(秋以降)の上陸が多く、9月に上陸した19号は極めて強い勢力であったほか、台風20号、台風21号が同じようなコースで立て続けに上陸した。また、11月に上陸した28号は、台風としては統計史上最も遅い日時に日本に上陸した。
台風の日本上陸数
月別の台風発生数
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 3 | 4 | 6 | 4 | 4 | 4 | 1 | 29 |
各熱帯低気圧の活動時期
「台風」に分類されている熱帯低気圧
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台風1号(コリン)
199001・01W
台風2号(ルイス)
199002・02W
台風3号(マリアン)
199003・03W
台風4号(ネイサン)
199004・05W・アカン
台風5号(オフェリア)
199005・06W・ビシン
台風6号(パーシー)
199006・07W・クラリン
台風7号(ロビン)
199007・08W・デリン
台風8号(スティーブ)
199008・10W
台風9号(ターシャ)
199009・09W・エマン
台風10号(ヴァーノン)
199010・11W
台風11号(ウィノナ)
199011・12W
台風12号(ヤンシー)
199012・13W・ガディング
1951年の統計開始以降で3番目に大きな強風域を持つ台風であった。
順位 | 名称 | 国際名 | 年 | 強風域最大直径 (km) |
---|---|---|---|---|
1 | 平成9年台風第13号 | Winnie | 1997年 | 2360 |
2 | 昭和62年台風第13号 | Freda | 1987年 | 2220 |
平成2年台風第12号 | Yancy | 1990年 | ||
平成9年台風第25号 | Keith | 1997年 | ||
5 | 令和3年台風第18号 | Kompasu | 2021年 | 2200 |
6 | 平成7年台風第12号 | Oscar | 1995年 | 2130 |
7 | 昭和61年台風第10号 | Sarah | 1986年 | 2040 |
平成2年台風第23号 | Kyle | 1990年 | ||
平成8年台風第9号 | Herb | 1996年 | ||
10 | 昭和56年台風第24号 | Gay | 1981年 | 1940 |
平成13年台風第4号 | Utor | 2001年 |
台風13号(アカ)
199013・01C
台風14号(ゾラ)
199014・14W
8月16日にサイパン島の東海上で発生し、22日に四国の南海上から豊後水道・佐田岬半島を経て、大型で並みの勢力を保ったまま、13時頃に広島県広島市付近に上陸した[1]。日本海に抜けた後は、進路を次第に北東に変え、北海道の西方海上で弱い熱帯低気圧に変わった[2]。この台風の影響で、死者6人、負傷者24人、全壊・流失2棟、半壊・一部破損65棟、床上浸水7棟、床下浸水413棟の被害が発生している[2]。
台風15号(エイブ)
199015・15W
8月24日にグアム島の近海で発生した熱帯低気圧が、25日に台風になった。台風は31日、大型で強い勢力で沖縄県宮古島を通過して、中国大陸に上陸した。この台風は台湾や中国などに被害をもたらして100人以上の犠牲者を出したほか、日本でも死者1人、全壊・流出2棟、半壊・一部破損5棟の被害を発生させた[3]。
台風16号(ベッキー)
199016・16W・へリン
台風17号(ドット)
199017・18W・ロレン
台風18号(エド)
199018・19W・ミディン
台風19号(フロー)
199019・20W・ノーミン
この年の台風の中では最強の勢力であった。 9月13日にグアム島の南東海上で発生後、勢力を強めながら北西へ進み、17日には沖縄の近海で、中心気圧890 hPaの猛烈な勢力になった。 その後は北東へ進み、19日20時過ぎに強い勢力で和歌山県白浜町付近に上陸。台風は北陸・東北地方を経て、20日12時前に岩手県宮古市付近から三陸沖に進み、温帯低気圧に変わった[4]。
台風20号(ジーン)
199020・21W・オヤン
9月24日9時にフィリピンの東海上で発生後、発達しながら西進し、27日に沖縄県に接近。その後先の台風19号と同じような進路を取り、9月29日に九州南部を掠めて四国沖を東進。9月30日9時30分に、19号と同じ和歌山県白浜町付近に上陸した。上陸後は近畿地方から関東地方にかけて暴風と大雨をもたらしながら東海地方へ進み、同日夜に関東地方を通過して9月30日21時に温帯低気圧に変わった。
台風21号(ハティ)
199021・22W・パイン
九州地方南部を中心に、大雨よる被害が発生した。死者・行方不明者4人、負傷者25人の人的被害に加え、全壊・流失8棟、半壊・一部破損87棟、床上浸水192棟、床下浸水1465棟などとなっている[5]。
台風22号(アイラ)
199022・23W
台風23号(カイル)
199023・25W
統計開始以降で6番目に大きな強風域を持つ台風であった。
順位 | 名称 | 国際名 | 年 | 強風域最大直径 (km) |
---|---|---|---|---|
1 | 平成9年台風第13号 | Winnie | 1997年 | 2360 |
2 | 昭和62年台風第13号 | Freda | 1987年 | 2220 |
平成2年台風第12号 | Yancy | 1990年 | ||
平成9年台風第25号 | Keith | 1997年 | ||
5 | 令和3年台風第18号 | Kompasu | 2021年 | 2200 |
6 | 平成7年台風第12号 | Oscar | 1995年 | 2130 |
7 | 昭和61年台風第10号 | Sarah | 1986年 | 2040 |
平成2年台風第23号 | Kyle | 1990年 | ||
平成8年台風第9号 | Herb | 1996年 | ||
10 | 昭和56年台風第24号 | Gay | 1981年 | 1940 |
平成13年台風第4号 | Utor | 2001年 |
台風24号(ローラ)
199024・26W
台風25号(マイク)
199025・27W・ルーピン
台風26号(ネル)
199026・28W
台風27号(オーウェン)
199027・29W・ウディング
台風28号(ペイジ)
199028・30W・テリング
11月22日にマリアナ諸島の南で発生後、西に進み、27日にはフィリピンの東海上で最盛期を迎え、中心気圧910 mb(hPa)になった。そしてこの頃から進路を北寄りに変えた。29日には沖縄県の大東島地方を暴風域に巻き込み、12月を目前に控えた30日の14時、大型の勢力(中心気圧975mb・最大風速30m/s)で和歌山県白浜町の南に上陸。同日21時に東海地方で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は12月1日に日本海に抜け、北海道を通過して日本列島から去った。この台風は、1951年以降で日本への上陸が(1年の中で)最も遅かった。
台風29号(ラス)
199029・31W
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、1990年の台風に関するカテゴリがあります。