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平成元年台風第6号

平成元年台風第6号(へいせいがんねんたいふうだい6ごう、国際名:Ellis / エリス[1])は、1989年6月に九州に上陸し、全国各地に前線低気圧とともに大雨を降らせた台風である。

台風第6号 (エリス・Ellis)
トロピカル・ストームSSHWS
台風6号
発生期間 1989/06/22 18:00 (UTC) - 06/24 03:00 (UTC)
寿命 33時間
最低気圧 985 hPa
最大風速
(日気象庁解析)
50 knots
平均速度 50.2 km/h
移動距離 1,657 km
上陸地点 鹿児島県枕崎市付近
死傷者数 死者16人・負傷者3人
被害地域 日本
プロジェクト : 気象と気候災害
(テンプレートを表示)

概要

 
進路図

1989年6月23日に沖縄の南海上で発生した台風6号は、南西諸島沿いを速いスピードで北上し、24日5時半頃に鹿児島県枕崎市付近に上陸。九州地方西部を北上した後、同日正午頃に山口県萩市沖の日本海温帯低気圧となった[2][3]。この台風は、平成時代になってから初めて日本列島に上陸した台風でもある[3]

影響・被害

台風の勢力そのものはそれほど強くはなかったが、台風の東側では暖湿気流が入ったため、東日本では200mmを超える大雨となった。さらに、台風が来襲する前の6月8日頃から、日本付近では北の高気圧の勢力が強く、梅雨前線本州沿いあるいは南海上に停滞していたことに加え、低気圧の接近時には、前線の活動が活発となり、たびたび大雨となったため、台風が接近したことで豪雨による被害が一層拡大したことになる。6月9日には、黄海から西日本へと伸びる梅雨前線上を低気圧が東進したため、九州地方北部と三重県の一部で大雨が降った。さらに6月16日には、低気圧が発達しながら西日本の南岸の梅雨前線上を東進し、17日に関東地方の東海上に進んだため、16日には北海道と関東地方から四国地方にかけて、17日には東北地方太平洋側で大雨となった。三重県南勢町で16日に190mmの日降水量を観測したほか、17日には福島県飯舘村八木沢での日降水量が193mmに達した[2]

台風が通り過ぎた後も大雨は続き、6月28日には東シナ海の前線上で発生した低気圧が日本海沿いへ進み、30日には北海道の南東海上に進んだ。このため28日には近畿東海地方で、29日には北海道の各地で大雨となった。釧路支庁音別町二俣では、29日の日降水量が215mmを記録した。7月9日には、前線上の黄海で発生した低気圧が日本海に進んで発達し、10日に北海道を通過。9日には熊本県あさぎり町で251mmの日降水量を観測するなど、中部・近畿・山陰地方と九州地方南部で、10日には鹿児島県大口市大口で233mmの日降水量を観測するなど九州地方南部で大雨となった。さらに7月12日、活発な梅雨前線が山陰沖からゆっくり南下するとともに、前線上を低気圧が東に進んだため、長野県中国地方で大雨となった。そして7月16日、福井県では60~80mmの雨が降り、国道305号線において、走行中のマイクロバス岩石が落下し多数の死者が出た[2]

台風6号によるものを含め、6月8日頃から7月18日頃にかけて続いたこれらの豪雨災害による死者は、全国で16人となった。また3人が負傷している。またその他、住家全壊1棟、床上浸水69棟、床下浸水2,105棟の被害が確認された[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “デジタル台風:台風198906号 (ELLIS) - 詳細経路情報”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年4月23日閲覧。
  2. ^ a b c d “梅雨前線、台風第6号 平成元年(1989年) 6月8日~7月18日”. www.data.jma.go.jp. 2020年4月23日閲覧。
  3. ^ a b “令和初上陸台風、平成初上陸台風はともに台風6号(饒村曜) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース 個人. 2020年4月23日閲覧。

外部リンク

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