平井(ひらい)は、東京都江戸川区の地名。現行行政地名は平井一丁目から七丁目。全域で住居表示が実施されている。郵便番号は132-0035[2]。
地理
江戸川区西部に位置し、北で旧中川を挟んだ対岸に墨田区東墨田、東は荒川および中川を挟んだ対岸で葛飾区新小岩・西新小岩および江戸川区松島、南で小松川三・四丁目、西は旧中川を挟んで対岸で江東区亀戸と隣接する。三方(北・東・西)を荒川と旧中川に囲まれる。江戸川区本土とは荒川・中川で隔てられ、南に隣接する小松川地区以外に陸続きで移動することはできない。墨田区・江東区に隣接し、区境は旧中川。町域内は住宅市街地が広がるが、旧中川沿岸にはライオンのほか、大小の製造業工場が立地する。荒川沿いの河川敷には(小松川運動公園)および(平井運動公園)がある。
地価
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、平井2-24-2の地点で34万4000円/m2となっている[4]。
歴史
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世帯数と人口
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(令和5年度より)[6]。なお、江戸川区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能[7][8]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
平井一丁目 | 20〜23番 | (江戸川区立平井東小学校) | (江戸川区立小松川中学校) |
その他 | 江戸川区立小松川小学校 | (江戸川区立小松川第二中学校) | |
平井二丁目 | 18〜23番 | 江戸川区立小松川小学校 | |
その他 | (江戸川区立平井南小学校) | 江戸川区立小松川中学校 | |
平井三丁目 | 全域 | ||
平井四丁目 | 1〜3番 | 江戸川区立小松川小学校 | 江戸川区立小松川第二中学校 |
その他 | 江戸川区立平井東小学校 | 江戸川区立小松川中学校 | |
平井五丁目 | 1〜19番 | 江戸川区立平井南小学校 | |
その他 | 江戸川区立平井南小学校 | ||
平井六丁目 | 1〜17番 23番 | ||
その他 | 江戸川区立平井小学校 | ||
平井七丁目 | 1〜4番 27〜32番 | ||
その他 | (江戸川区立平井西小学校) |
経済
産業
- 店・企業
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- アクリル工業
- 熱海製作所
- 石坂製作所
- 石原金属化工
- 大沢ビニール加工所
- 島村楽器
- 斎藤鍍金工場 平井工場
- サンコープリント
- シラヤマ
- 東洋シヤッター工業所
- 福本製作所
- 柳島製薬 平井工場
- 吉澤硝子工業所
- 中澤製作所
- とんきち
- LION 東京工場
- 商工業
商人は「文房具商の島村活次郎[9][10]、呉服商で名望家の島村亀太郎[11]、運送業の島村福次郎[11]、島村實[9]、白米商の島村米蔵[10]」などがいた。『東京府市名誉録』によると島村活次郎、島村亀太郎、島村福次郎は小松川町会議員をつとめた[11]。
- 農業
農業を営む人は「島村活次郎[11]、小松川町会議員の前澤繁次郎[11]」などがいた。
地主・家主
地主は「島村一郎[9][10]、島村茂[9][12]、島村祐吉[9]、島村作次郎[10]、島村祐吉[10]、前澤繁次郎[11]」などがいた。家主は「島村亀太郎」がいた[10]。
交通
鉄道
- 鉄道
バス
道路・橋梁
- 道路
- 東京都道315号御徒町小岩線(蔵前橋通り)
- 東京都道449号新荒川堤防線(ゆりのき橋通り)
- 国道14号(京葉道路)
- 首都高速中央環状線平井大橋出入口
- 橋梁
水上交通・航路
施設
- 行政
- 江戸川区小松川区民事務所
- (小松川区民館)
- 江戸川北税務署
- 中平井コミュニティ会館
- こましん(小松川信用金庫)平井支店
- 〃 中平井支店
- 教育
- 東京都立小松川高等学校
- (江戸川区立小松川中学校)
- (江戸川区立小松川第二中学校)
- 江戸川区立平井小学校
- 江戸川区立平井西小学校
- (江戸川区立平井東小学校)
- (江戸川区立平井南小学校)
- 江戸川区立小松川小学校
- 文化
- 江戸川区立小松川図書館
- 公園・スポーツ・レクリエーション
- (平井運動公園)
- (小松川運動公園)
- (江戸川区営平井プール)
史跡
出身・ゆかりのある人物
政治・経済
- 島村一郎(衆議院議員) - 1894年、農家の生まれ[11]。地元では小松川町長、町会議長、町会委員長、教育会会長、青年団団長など歴任[11]。島村宜伸の父。妹は地主・島村茂の妻[12]。
- 島村和成(江戸川区議会議員・同議長)
- 島村宜伸(自民党衆議院議員) - 文部大臣、農林水産大臣など歴任。
- (島村元紹)(島村楽器代表取締役会長)
- 初鹿明博(衆議院議員)
芸能・文化
- 八代目橘家圓蔵(落語家)
スポーツ
脚注
- ^ a b “町丁目別世帯と人口・年齢別人口報告”. 江戸川区 (2017年12月8日). 2017年12月13日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月13日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月13日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ 江戸川区における戦災の状況(東京都)総務省、2015年12月22日閲覧。
- ^ 江戸川区. “平井”. 江戸川区. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “江戸川区立小学校「学校選択制」のご案内”. 江戸川区 (2017年5月12日). 2017年12月13日閲覧。
- ^ “江戸川区立中学校「学校選択制」及び学校公開のご案内”. 江戸川区 (2017年7月12日). 2017年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e 『日本紳士録 第44版』東京292頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2018年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 『日本紳士録 第40版』東京シの部281頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年7月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『東京府市名誉録』南葛飾郡之部(小松川町)33 - 36頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年7月22日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第13版 上』シ67頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年12月16日閲覧。
参考文献
- 篠田皇民『東京府市名誉録』東京人事調査所、1925年。
- 交詢社編『日本紳士録 第40版』交詢社、1936年。
- 交詢社編『日本紳士録 第44版』交詢社、1940年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。
関連項目
外部リンク
- 江戸川区